給料の上がる人・上がらない人 木子吉永 を読んでみた。

給料の上がる人、上がらない人


同書 給料の上がる人・上がらない人 木子吉永を読んでみました。






東亜食品工業 という埼玉にある中企業(失礼!)の社長さんが書かれた本です。


この社長さんですが、会社経営者の傍ら、経営コンサルタントもやってらっしゃる方だということです。


目次(Amazon.co.jpより)


1章 「給料の上がりやすい人」とはどんな人か

2章 間違いを繰り返さない人は給料が上がる

3章 時間の使い方に気配りできる人は給料が上がる

4章 気働きのできる人は給料が上がる

5章 報告の上手な人は給料が上がる

6章 些細なことも忘れずに実行できる人は給料が上がる

7章 社長と社員の考え方のすれ違いを減らせ



本書は、表紙にもありますが、社員全員が「給料の上がりやすい人」になることで、儲かって成長する会社ができるという考え方のもとに、如何に給料の上がりやすい人になるか?ということを経営者の視点から語るものです。


キーワードとして、「まじき報忘」ということが言われます。



・・・間違い  間違いを繰り返さないことが大切

・・・時間   時間を有効活用

・・・気働き  全方位に気働きができる

・・・報告   報告が上手である

・・・忘れる     忘れることを忌む



それぞれについて具体的な意味が詳しく書かれております。



【感想】

大企業も中小企業も関係なく、この本で語られているまじき報忘のような意識で働かなくてはならないというのは、私のつたない経験(ベンチャー企業・大企業に在籍経験あり)からも納得がいきます。


「社員全員が「給料の上がりやすい人」になることで、儲かって成長する会社ができる」



これは当たり前ですが、なかなか実現するのは難しい課題なんでしょうね。ただ、大企業に勤めている身としては、中小企業の醍醐味ということで、うらやましい面もあります。


小さな会社で経営者の顔を見ながら働いていたベンチャー企業在籍時、自分が人間的に未熟だったこともあり、人間関係で苦しんだりしたこともありましたが、経営者の考え方がビシビシ直に伝わってくるというのは、刺激的で、それはそれで良いことも多かったように思います。


本書では一部中小企業の社長さんに向けて書かれた部分があり、そこで、社員採用について、いろんな才能を融合させるのが社長の仕事である、という良くビジネス書などで説かれる通説と異なり、社長である自分と「相性の合う人」を採用するように説かれています(P165 以外に重視される社長・上司と社員の相性)が、大企業と違い、中小企業こそ相性みたいなものを大切にしなければならないというのは、経験上すごく納得がいきました。

中小企業こそ、人間関係で苦労すると、仕事どころではなくなってしまうと思うので。


本書で指摘されているようにもちろん口先だけのイエスマンだけではだめなのは確かですが、毎日顔を合わせる社員であればあるほど相性は非常に大切なんだと思います。


中小企業・小さい単位のチーム等でどのような意識で仕事に取り組めばいいのか、どうすれば成果が出て給料を上げることができるのか、実際の企業経営者の口から語られており、会社人間として成果を出したい人には参考になるのではと思いました(中小企業の経営者の考え方の一般的な傾向をつかむのにも適していると思います。)。


特に中小規模の企業への転職を考えている人や、規模を問わず、新卒で会社組織にはじめて入る人


一読しておくといいかもしれないと思いました。