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プロフェッショナル原論 波頭 亮を読む コンサルタントは営業をしてはならない!

休暇中、昔何かの雑誌でコラムを読んでから名前を存じていた、コンサルタント波頭 亮さんが書いたプロフェッショナル原論という本を読んでみました。



筆者はマッキンゼーを経て、コンサルティング会社を運営されている方。



プロフェッショナル原論目次(Amazon.co.jpより)



第1章 プロフェッショナルとは(プロフェッショナルとは プロとプロフェッショナル)
第2章 プロフェッショナルの掟(クライアントインタレストファースト(顧客利益第一):全てはクライアントのために アウトプットオリエンティド(成果指向):結果が全て ほか)
第3章 プロフェッショナルのルールと組織(固有のルール ギルドとファーム)
第4章 プロフェッショナルの日常(仕事ぶり 行動特性 ほか)
第5章 プロフェッショナル達へ(誘惑と不調和 プロフェッショナル達へ)


経営コンサルタントによるプロフェッショナル論であり、特にプロフェッショナルとしての経営コンサルタントの問題意識や動態がよく分かるという点で参考になった。


私も昔コンサルタントのはしくれとして活動していたことがあるのだが、日々の仕事のブラッシュアップに役立てることができればと思っている。


個人的に参考になったり、気になったりした部分を抜粋すると、


・人生の中の最大の関与事である仕事において、自己決定権を持っているのがプロフェッショナルの最大の魅力であろう p007

・プロフェッショナルの実質とは、知識や技術の面での職能の高さだけではなく、プロフェッショナルとして身につけていなければならない特有の行動規範や倫理意識でもある P011

依頼人という呼称がプロフェッショナルの仕事の特殊性を象徴しているように、プロフェッショナルの仕事はクライアントからの依頼があってはじめて発生するものである。

つまり、自ら売り込んだり営業活動を行ってはならない。広告宣伝も禁止である。p079


・プロフェッショナルは厳しい掟によって物事を徹底的にやり抜く態度や、世の中で一番という目標設定をするチャレンジ精神、また何事も自分で決めて自分でやってしまうという自己完結型の行動スタイル、そして何事に対しても論理的なものの見方や考え方をする姿勢を身につけているp119


以上の中でも営業をしない、という指摘はコンサルタントのはしくれとして活動していた私としては参考になった。業務上、全く営業をしない、というのは難しいとは思うが、如何に売り込まないで、クライアントから依頼されるような状況を作り出すか、そういった視点を持って活動してゆきたいと思った次第。


あと、同書が耐震偽装問題やライブドア事件の際に書かれたということもあるのだろうが、コンサルタントに必要な資質として倫理観を繰り返しあげていることも、印象に残った。

全体として経営コンサルタントの実態(マインドなども含めて)がよく分かり、それだけで読む価値があったと思う。

こういった経営コンサルタントに負けないぐらいのバリューを依頼人に提供できるように、日々精進していきたい。