リクルートエージェントのキャリアアドバイザー細井 智彦さんの本、転職面接必勝法を読んでみた。
転職面接によくある誤解や不採用の事例と原因分析、相手である面接官について、転職の理由や志望動機をどう用意するか、当日の準備はどう行うか、などなど面接をする上で外せない事項について、上っ面をなめただけではなく、丁寧に詳しく書いてあると感じた。
さすが数多くの転職活動の場に立ち会った人だけあり、本質をついたうなずけるアドバイスが多かった。
また、面接のタブーリストや面接で不採用になった理由なども事例やその考え方がしっかり書かれていてこれから面接を受けようとする人にとっては非常に参考になるのではないかという印象を受けた。
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わたしがなぜ、相談者の面接を成功させることができるのか。その秘密は、「応募者と採用者両方の気持ちがわかる」ことにつきます。
特に私がエッセンスだと思ったのは以下のような事項だった。
・転職をビジネス活動として捉え、戦略的にことにあたること
・面接では一貫性が非常に大切であること
・面接の想定問答を準備するのはウソの源になってしまうという意味で非常に危険であること それよりも骨太の転職ストーリーをしっかり頭に叩き込んでおくこと(マニュアルにそのまま則って準備するのは危険)
・企業研究が非常に大事であること
・不採用理由の第1位は意欲が感じられないというものであり、意欲を伝えることがだいじであること
・面接官は最初の5分で仮説を持ち、残りの時間はその最初の仮説の検証に当てることが多いので、最初の5分は非常に重要であること
・(面接の後半戦で、形勢が悪い場合に)サプライズを生む一番の近道は緻密な企業研究であること
総じて転職の面接準備のために読んでおきたい一冊。全てを満たすわけではないが、視点としては大切なことが散りばめられている印象を持った。
私もかなりの面接を受けてきて、その数だけには自信があるが、それに照らしてもおすすめの一冊だ。
是非何度も読み返して頭に染み込ませながら、自分なりにまとめて転職活動に当たりたいところだ。
【転職面接必勝法目次】
実践編というのも出ているらしい。機会があったら読んでみたい。
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