外資系キャリアの転職術を読んでみた。副題は採用担当者があなたに教えない44の秘密。著者のシンシア・シャビロさんはアメリカのワークプレイスコンサルタントかつキャリアアドバイザーをやっている方だとのこと。
同著者の外資系での出世の方法を書いた本「外資系キャリアの出世術」は大ヒットだったらしい。この本はその続編という位置づけで出された本である様子だ。
著者は元々外資系企業の人事担当役員兼採用担当者とのことで、内部情報に通じているのが売りだとのこと。
本書を読んでみて、お国は違えど、書かれていることには日本でも一部を除いて適応できそうに思った(内定通知書を受け取るな、みたいなところは日本とは少々違うかな・・・)。
通読してチェックしたのはこんなところ。
・履歴書を読むかどうかは添え状で決まる
・前向きなボディー・ランゲージで洗練された自信に満ちた応募者だという印象を与える
・前向きな人が多く採用される
=プラス思考の大切さ
・面接官に似たタイプの人が推薦される。
=ハロー効果。この説は初めて聞いたので面白かった
・いろんな策略面接がある。それは例えば唐突に終わったり、ひっきりなしに邪魔が入るであったりする
・質問すると問題人物に見られる(面接は何でもかんでも質問するような機会ではない。)
・在職中の転職の場合、その勤め先に照会の連絡が入る事は紳士協定として無いので、その分辞めてからの転職よりも望ましい
・内定した後の交渉は積極的に行うべきである。
これは先日読んだ「成功する40代・50代の転職術」の中にでも同様な話が出てきたので興味深い。
・上司とパートナーシップを築け、という話が強く語られていた
曰く、上司は手を結び得る最も重要な相手だ、とのこと
・私たちは毎日仕事に行きながらこれから先のキャリアのために面接を受けている
→これは職場の人間関係を良好に保つことが、職を変えるにあたっても重要であるという意味だとのこと
この他、プライベートは極力話さない、などの面接官の仕掛けるワナから逃れる方法なども参考になった。
全体を通じて、これまで読んだ本とはまた違った視点を提供してくれる本だと思った(アメリカの転職について語っているだけに。)。国にとらわれない本質的な転職に関するアドバイスが受けられたとも思った。何度も読み返して考えながら読んでみたいと思った。
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