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38歳、6度目の転職、成功のコツと失敗談

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私は38歳にして、6度目の転職へチャレンジし、転職することができました。

 

転職回数が6度というのは面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。

そのような状況で、どのようにして転職できたのかについてご紹介いたします。

 

 

大学を卒業後、いろいろな仕事に就きました。

 

アミューズメント施設や製造メーカーの営業職など興味のあった仕事に2年くらいの間隔で転職を繰り返していました。

 

20代後半で製薬会社に転職し、MRという仕事に就きました。

 

MRとは製薬会社の営業職の事をいいます。営業職ではありますが、一般の会社の営業職とは業務内容が大きく違います。

 

MR(Medical Representatives)は、医療機関を訪問し、医薬情報を医師、薬剤師に提供し、適正な使用と普及を図ること、使用された医薬品の有効性、副作用等を医療の現場から収集して報告することなどが主な業務となります。

 

そのような製薬企業のMR職に就き、そこから同じ業界での転職が今回を含めて3度、過去の分を合わせて6度目の転職となりました。

 

なぜ転職したのか?

 

製薬会社は先発系メーカー、最近国が積極的に後押ししている後発系のジェネリックメーカーと、大きく2つに分けられます。

 

あくまでも私の個人的な感想ですが、

 

・先発 外資系 本国、本社の意向が強く、リストラや降格も比較的多く、数字の追及も厳しい。

 

・先発 内資系 古い慣習がまだ残り、一族経営が多く、数字に対する意識も緩め、福利厚生が手厚い。

 

・後発 ジェネリック 先発の特許が切れた医薬品を扱うため、MRの専門的知識が不足しており、規模の小さなメーカーが多数。

 

このような印象です。

 

先発メーカーは新薬を開発、情報提供している会社で、後発メーカーは特許が切れた医薬品を扱う会社です。私はこの中の後発、ジェネリックメーカーにおりました。

 

ジェネリックMRは、先発メーカーから自分の売上をひっくり返していくため毛嫌いされており、クリニックや問屋などで顔を合わせるたびに肩身の狭い思いをさせられました。

 

自分が逆の立場で考えれば当然で、自分の担当先で特許が切れたら手あたり次第ジェネリックに切り替えられていくので売上はなくなり、その分をどこかで補わなければならなくなります。

 

今は、特許が切れた段階で売上がなくなることが当然の流れになっているので、それを見越した予算となっておりますが、当時は、まだまだジェネリックからなんとしても死守しろと指示が出ていました。

 

ジェネリックメーカーのMRは、先発メーカーのように一つ一つの製品についての研修を受けておらず、特許が切れた600種類ほどの製品の大まかな特徴を覚える研修となります。

 

そのため、深い医薬品の知識が無く、医者や薬剤師に聞かれてもその場で答えられないという場面にでくわします。

 

医療の一端を担うはずのMRですが、後発メーカーでは医療に携わっている実感が得られませんでした。

 

そのような環境の違いもあり、新薬を扱いたい、MRとしてステップアップしたいと思い先発メーカーへの転職を決意しました。

 

どのように転職活動を進めたのか?

 

仕事をしながら転職活動をしたいと思っていたので、転職エージェントを利用することにしました。

 

転職エージェントはまずサイトに登録し、担当者が自分の条件に合う案件を紹介してくれます。

 

そのため、自分で履歴書を企業に応募したり、面接の日程調整をする必要も無いので、仕事をしながらでも転職活動を進めることが簡単にできるというメリットがあります。

 

登録すると、すぐに担当者から連絡があり、電話でヒアリングを行いました。ヒアリングで希望条件や詳細について話した後、1週間後ぐらいにいくつかの案件を紹介されました。

 

一つ目の会社は面接まで進んだのですが、結果は不合格。

 

二つ目の会社は、大手の外資系企業を紹介され、自分のキャリアからすると難しいだろうなと思いながら面接に臨みました。

 

面接官は世間話をするだけで希望動機や職務経歴など何も聞いてきませんでした。

 

今まで20回近く製薬会社の面接を受けていますが、対前年からのUP率や新規売上額、社内表彰の有無、成功事例の発表、それに対してなぜ?なぜ?と深く掘り下げるような質問が続き、毎回精神的に辛くなる面接ばかりでした。

 

今回は世間話しかしてこないため、落とされる為何も聞いてこないんだと諦めていたのですが、その場で合格、内定を頂きました。

 

希望の年俸、勤務地を聞かれたので答えると、その場で全てこちらの希望どおりに決まりました。

 

エージェント側との下交渉があったおかげで、スムーズに転職活動を終えることができました。

 

自分で一から転職をするよりも、エージェントを通して活動することで負担も減り、言いにくい交渉なども直接する必要がなく精神的にも楽になります。

 

直接応募しても書類で落とされるような先でもエージェント経由だと人柄や人物像、背景を伝えてくれるので先に進める確率も上がると思います。

 

このような流れで無事6度目の転職が成功しました。

 

大手製薬会社に転職することができた結果、給料が100万程UPし、希望だった新薬に携わることができました。

 

転職成功のコツは?失敗談は?

 

転職成功のポイントとしては、

・転職エージェントを利用したこと

・コミュニケーション力のアピール

 

転職サイトを利用することはメリットが大きいですが、一方デメリットもあります。

何社かのエージェントに登録し、並行して活動を続けていましたが、中には悪質なエージェントもいました。

 

こちらの希望を無視して、内定が出やすい企業ばかりを提案してくるエージェントや、全くあてにならない会社もあったので、最初は一つに絞らず何社かから提案を受けたほうがいいと思います。

 

エージェントは転職させることにより年俸の数%を手数料としてもらえる為、無理やりにでも転職を成功させようとしてきます。

 

面接で内定を貰った事に関し、面接官からエージェント側にフィードバックがありました。

 

会話の受け答え、質問に対する答えが論理的で問題ないと感じたから世間話以上の話はしなかったとのことでした。

 

MRは医者と2,3分の面談で結果を残す必要がある為、常に面談前に数パターンの話の流れを用意しており、そういった事を含めて評価していただけたようです。

 

転職の失敗談

・面接での受け答え

 

一社めの面接時に、面接官の誘導尋問に気が付かず、自分の失敗を他人や会社のせいにしてしまい、見事に落とされました。

 

常に客観的に判断し、話の内容や、質問の裏の本当の意味を感じ取れるよう注意する必要があると反省しました。

 

まとめ

 

私は転職回数が6度もあります。

 

履歴書だけを見たら、仕事が長続きしない、一貫性が無い、がまんが足りないと思われても仕方ありません。

 

しかしながら、5度目の転職時の面接官にはそういった点を評価してもらえました。

 

退職理由と、転職理由が適正で、納得させることができれば、前向きな評価にも変わる事を学びました。

 

転職回数が多いという事は、それだけ環境になじむことができ、コミュニケーション能力が高い、現状に満足せずに上を目指しているという印象すら与えることができるのです。

 

もう40代だから転職は無理だと諦める前に、自分に何ができるかを棚卸し、成功事例の再現性をアピールできれば何も恐れる必要はないと思います。

 

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