私は今まで、エージェント経由で2回、転職をしています。
最終的な責任は全て自分にありますが、エージェント経由の転職は2回とも失敗でした。
お付き合いしたエージェントは大手から外資まで多数に上ります。
パソナ、リクルートエージェント、パーソル、ロバートウォルターズ等、大手に分類されるエージェントとも付き合い、その中の企業を介して転職に失敗したこともあります。
2回とも失敗でしたが、具体的には以下の内容になります。
1.離職率の高い会社で、社内文化に問題を抱えていました。
その企業が外資系の中でも珍しい程、個人インセンティブ至上主義の集団でした。
自分のインセンティブを増やす為に、人を蹴落とす文化で、後から入ってくる中途入
社スタッフは、何も教えてもらえず、厳しくなる一方で長続き出来なくなっていた
のです。
エージェントからは聞かされていませんでしたが、約4年にわたり、そのポジションの中途入社者が退職を続けていて、7名(私で8人目)も短期間で辞めていました。
2.中枢部門でのヘッドハンティングでしたが、こちらもかなり離職率が高かったです。
オーナー支配の過酷なブラック企業でしたが、その事実を知らされていませんでした。
エージェントは多数の社員を紹介している為、ブラック体質を知らなかった訳ではなく、こちらが聞かなかったから、教えなかった、という態度でした。あまりの過酷な労働環境で体調を崩し、退職しました。
自分の知人経由だと、転職に失敗しないのですが、エージェントからの紹介だと失敗に終わりました。
考えられる原因としては、
- 簡単に人を信用していた(基本、私は性善説です)
- 自分で会社の評判等を調べていなかった
- 悪質なエージェントに出会っていた
と言えます。
この2のエージェントは大手企業ですが、私以外にも多数の被害者がいて、何名かがその本社にクレームを伝え、そのブラック企業の担当を外されたそうです。
それがペナルティ?と言いたくなりますよね。
今もなお、エージェントとしてその会社に勤務しているので、他の求人で同様の被害が起こるのではないかと危惧しています。
2回の転職失敗を経て、エージェントとクライアント企業の関係も見えてきました。
エージェント経由でスタッフが入社して、無事、半年が経過すると、そのスタッフの月収の数か月分が、クライアント企業からエージェント企業に手数料として支払われる、という仕組みでした。
振り返ると、入社して当初、電話で「どうですか?なれましたか?」等々、ケアされている、と思っていましたが、実際は「半年は辞めないでくれ」、という本音があってのことでした。
その証拠に、半年を経過したころから、全く電話が無くなったものでした。
また、退職するときには、さすがに会社のルールなのか、担当エージェントから連絡があり、お詫び方々、「次の仕事ですが、責任を持って紹介します」と言われましたが、実際は1社も紹介されませんでした(笑)
(もちろん、こんな悪質なエージェントばかりではないと思いますが)
私自身が営業職であり、こんなレベルの低い営業マンがいることが信じられず、疑うことも出来なかった訳ですが、高い授業料を払って、ようやくエージェントとの付き合い方を学ぶことが出来ました。
エージェントも営業である以上、数字を残すことが求められています。
数字を残す上で、担当企業がどのような文化なのか、問題を抱えていないか、離職率はどうか等、当然に知っているはずです。
それら情報の出し入れを使い分けで、企業の良いところを前面に押し出している、というエージェントが多いですね。
そして、離職率や、そのポジションが不在である理由等、質問しても、答えにくい場合は、分からない、と言って逃げますね。
そのポジションが空白である理由を、知らないのはおかしいですよね。
今、転職を考えていませんが、時々、コンタクトを取っているエージェントがいて、もし、次の転職を探す時に、リアルな情報が貰える様に関係を作れたと思っています。
かなり時間が掛かりましたし、プライベートで飲みに行ったりしましたが!
私は酷い経験をしましたが、こんなエージェントばかりではないと思っています。
一方で、悪質なエージェントも普通に仕事をしていますので、リスクを避ける意味でも、気を付けることをお勧めしますね。
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