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転職難民にならないために本当に理解していて欲しいこと(後編) 

世の中がこんな感じに見えてしまうほど・・・

転職難民にならないために本当に理解していて欲しいこと(前編)では、転職スタートから、待っていた現実までの話を書きました。今回はその続きです。

 

<その後の行動①> 素直に薬のお世話になる

耐え難い精神状態、引きこもり、あてにできないエージェント担当者、うすっぺらいネット記事やカウンセリング、すがるものがなく、自身でコントロールが出来ない状況でしたので、薬のお世話になるしかないなと思い病院に行き薬を処方してもらいました。(違法薬物や宗教にはハマってしまう人の気持ちがよく分かりました。)


おかげで体の不調は改善出来ました、のどのつかえ、不眠、胸の苦しさ、食欲の不振は自分が思っていた以上に効果がありました。

 

転職への不安が解消されたわけではないので完全に回復とはいきませんが最悪の精神状態にはもどりませんが、体は楽になりました。

 

<その後の行動②> 転職弱者であることを素直に認め、状況や気持ちすべてを妻に素直に話す

少しだけ余裕ができたので、現実をさらにしっかり受ける止めるために、自身の転職弱者であることを素直に認めたうえで、つらい敗北感はつきまといますが、それを踏まえた当初の転職希望から妥協した求人検索や応募を開始させました。


妥協となれば当然給与面での妥協が一番深刻です、一家の大黒柱として家庭・家族を支えなけらばというプライドを捨て、素直につらい気持ちや転職弱者であること、転職難民であること、妥協した求人に応募していること、内定をもらっても生活がかなり厳しくなることを素直に妻に話しました。

 

厳しさ・弱さをさらけ出し、今後の人生・生活のための本当の意味でのパートナーというか協力者であって欲しいとお願いしました。

 

<その後の行動③> 妻の稼ぎも踏まえて生活していくためのリアルな計画を組む、目標を持つ

必要な生活費、求人の内容からある程度の収入を想定し、足りない分をどう補うか、妻にどれだけのアルバイト収入が必要なのか。

 

自身もさらに副業アルバイトが必要なのかなど、生活費に関しては現状と今後子供にかかるお金をリアルに計算しました。

 

正直厳しい計算になりました、次に削減できる生活費がないか、新聞や保険、食費など切り詰めるところをシビアに計算し、改善できるものは即改善していきました。


厳しい現実を改めてはっきりさせられるショックはもちろんありますが、素直に打ち明けることでの妻からの理解や、妻なりの努力の言葉は正直言って本当に有り難かったです。


また仮に内定をもらっても、妥協した転職でうまくいくか分からないし、給与も上がるかわからない、定年まで安泰とは限らないのでこの年齢からでもとれる今後必要とされる資格がないかなども調べるようにしました。

 

まだ決まってはいませんが、何かしら明確な目標をもつことはやはり精神的にはいい効果があります。

 

<その後の行動④>転職活動すべてを見直し

履歴書・職務経歴書の見直し、求人は新着だけでなく、妥協した観点から一から見直し。そして応募する。

 

応募しなくても少しでも気になれば、その求人をお気に入り保存。

 

最悪の最悪を想定した応募リストの作成(工場・肉体労働・低賃金などのなかから内定率が高そうな求人)

 

エージェントの求人ばかり見ずに、興味のある企業のホームページを片っ端から見て、採用活動をしているようであれば直接応募。

 

用があって外に出た際には会社の看板や求人張り紙にも目を光らせ、応募先がないかも探すようにしました。

 

書類選考中が常に5件程度はあるようしていました。

 

たたこれだけではありますが、それでも転職活動していること自体が最悪の精神状態からはまだマシにはなりました。

 

それでもやはり書類選考にすら通らないことが続きましたが、最悪の最悪リストもあることから、妥協ながらもそれ以上の条件の求人には以前より抵抗なく応募できるようにはなりました。

<その後の行動⑤> 転職活動以外の行動

そうは言ってもやることがない時間のほうが多いので、何か資格はないかと資格の研究をしたり、少額でもいいのでお金になるクラウドワークスで仕事をしたり、仮想FXアプリでFXの勉強をしたりと、何かしらやることを見つけ、取り組むようにしました。

 

妥協した転職での低い給与を補う方法がないかの模索や、今後の人生に本当に必要なことはないかを探すようにしました。結論はまだ出ていませんが・・・

 

テレビ見たり、YouTubeを見たり、漫画を読んだりすることで、さぼっている自分自身を責める気持ちは少し和らぎました。

<なんとか内定GET!>

妥協することで求人への視野も広がり、妥協ではありますが面接・内定までこぎつけました。ただし本当にその1件だけ、内定を出していただけた会社には失礼ですが、これ以上の離職期間の長期化は心と体に本当によくないし、特に地方においては自分の希望する求人がいっこうに現れず、今後も期待できないため内定を受託しました。

<まさかの誤算>転職ブルー

すでに雇用契約書を交わし、簡単な挨拶も済ませ、入社日も決まりました。

 

ただし、やはり妥協した転職でしたので、


・未経験でやっていけるのか
・給与が低いための今後の生活への不安が払しょくされたわけではない
・新しい環境で人間関係でうまく馴染んでいけるのか
・この年齢ですので即結果を出さないといけないのではないか


上記のような猛烈な不安や・プレッシャーに襲われることになりました。

 

転職が決まっていない方からすると贅沢な悩みかもしれませんが、そんなところに考えが及ぶほどの余裕はなく、以前とはまた別の精神面でのつらさに悩まされることになりました。

 

内定もらって、ホッとして、入社日までの残りの日数を本当につらかった日々の疲れを癒すつもりでいましたが、そんな余裕と気持ちにはなりません。

 

今は不安と戦いながら、入社日までに少しでも業界についての勉強をする毎日です。

<今戦っている方、これから転職をされる方へ>

対象となるのは転職難民・転職弱者の方です。

 

①離職期間は少なければ少ない方が絶対にいい!

当たり前ではありますが、特に精神面で離職期間は短い方がいいです。
まだ離職していない方は転職が決まってからの退社をおススメします。

 

②自身の市場価値をしっかり見極める

ここは若干勇気がいることですが、転職スタート時に自身の市場をしっかり把握しておかないと離職期間の長期化や不採用の連続で精神的なダメージを受けることになります。

 

ショックを受けるかもしれませんが、それを受け入れないことには転職を成功させることが出来ないということを肝に銘じておいた方がいいです。

自分の市場価値を知る方法

・求人を条件をかけずに片っ端から眺めて、いま必要とされている業界・職種・年齢・給与などの情報を見ることで今の転職市場をある程度把握
 

把握した情報をもとに自分の経験や経歴が必要とされるものなのか、通用するものなのかを認識すること

 

・エージェント担当者に面談してもらい自己分析を第三者にも協力してもらい
 厳しいところは厳しいとの現実的なお世辞抜きな意見をしてもらうこと

 

はっきり言うと転職弱者であることをしっかり最初から認識することが転職難民にならないことへの第一歩です。

 

もちろんこれまでの経験・実績まで否定することはありません。ただしそこにすがったような甘い考えでの転職活動はうまくいかないのは確実です。

 

弱みを認めることによってより、強みをより強くアピールする認識も高まります。
初めからある程度の妥協した求人にも応募はしていきましょう!

 

これは本当に自分は反省しました。

 

③エージェントは使い倒す!

エージェントは転職を成功させて初めて報酬が得られますので、当然転職の見込みが薄い方へのサポートは弱まっていきます。エージェントは転職を手取り足取り手伝ってくれる救世主ではありません。

 

転職弱者には待っていても何もしてくれないことのほうが多いです。

 

であれば、こちらから積極的に使い倒さない手はありません、お金もかからないことですし!

 

精神的な面から言っても、ともに戦うパートナーがいる方が、孤独に戦うよりはまだいいです。

 

エージェントは偉い人でもなんでもありません、遠慮する必要なし、利用してなんぼですよ!


また、自分のような再就職支援サービスを受けている方は本当に、本当に使い倒しましょう!

 

すでに報酬が決まっているにもかかわらず何もサポートしてこないなんて詐欺に近いです!

 

再就職が決まるまで面倒をみる義務があるはず(契約によって期間の制限はありますが)。

 

担当者によっても差があるようですが、不満があるなら担当者を変えてもらうことです!

 

当然の権利ですよ!メール・電話・直接営業所に行くなど、とにかく利用しまくりましょう!

 

自分の転職、もっと言えば人生ですよ、遠慮なんてほんといらないですから!

④危機感は必要だが、やはり過度なストレスは体に悪い

ここはシンプルに病院に行ってお薬をもらうことをお勧めします。

 

もちろん家族や友人などに相談してそれでコントロールできる人はその必要はありません。

 

自分のようにすべてを一人で抱え込んでしまう性格の方は、お薬に早めにお世話になった方が得策です。

 

病院の先生のカウンセリングにも期待はしていなかったので症状を伝え、いくつか質問に答える以外の話はせず、薬が欲しいですと先生に伝えました。

 

家族がいるのであれば包み隠さずすべてを話す。一人でどうにか出来ない、できそうにないことが予想されているのであればもう話しちゃったほうがいいです。

 

そこから現実的にどうしていくかを考えていくことで自身の負荷が下がることもあります。

⑤常に応募をすること

転職弱者・妥協を認めることが出来たのであれば多少は応募数も増やせるはず。

 

選ぶ権利は企業だけではありません、仮に内定をいただいても、こちらにも選ぶ権利はあります。

 

応募を一大イベントみたいに考えずに気になったら応募ぐらいの気持ちを持つべきです(これが離職期間が長期化するとほんと難しくなります)そうして妥協したなりにも最終的に複数の内定が出た場合に、少しでも良い条件の内定を選ぶことが出来ます。

 

内定への返事は1週間ぐらいであれば待ってくれます。

 

複数応募で同時進行で進めないと内定をいただいても即承諾しないといけなくなり、断れば、また内定をもらうまでに1ヵ月近くかかることにもなります。

 

かなりの理想論ですが、2つでもいいので内定を同時期にいただいて選ぶことができれば次に襲ってくる転職ブルーも幾分軽減されるはずです。

 

 

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