40代転職体験談まとめ

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40代転職時に感じる不安とその解消法

転職の不安解消

転職の不安を少なくするには・・・

 

はじめに

私は現在49歳、大学卒業後の新卒以降、IT業界内で3度の転職をしています。

 

直近では、今から5年前の45歳の時に転職を決意し、3か月ほどの活動ののち、採用、入社となりました。現在もその会社に在籍しており、転職して良かったと思っています。

 

転職のきっかけはいろいろあると思います。



正直に言えば、仕事の評価と一部の人間関係に嫌気がさしたというものでした。

 

悲観的な転職動機と思われるかもしれませんが、スキルアップ、キャリアアップといった前向きな理由ばかりではなく、私のように不満の感情が起点となる方も少なからずいらっしゃると思います。

 

今回は、私が実践している、転職活動を開始するまでの気持ちの整理と転職の意義を明確にする、整理プロセスについて書きたいと思います。

 

転職活動開始の前に、転職のきっかけとなった解消したい課題は何かを明確にし、それは本当に転職することで解決できるものであるかの整理を行うというものです。

 

転職活動を始める前にこの整理を行うだけで、感情的な問題であっても、転職の目的が明確になり、転職の覚悟ができます。

 

場合によっては、リスクばかりでメリットなしとして、踏みとどまることもできると思います。

 

また、この整理に際し、悶々と負のスパイラルに陥らないよう、週末、時間を決めての整理作業とするとよいと思います。



整理プロセスについて

現状の満足、不満点を列挙してみる。

いろいろ不満な点が浮かんでくるが、転職したいと思ったきっかけは何かを今一度考えました。ここで大事なポイントは、不満とともに、現状満足している部分の両面を書き上げることです。



不満と思う部分

・労働時間が長い

・責任が重い役割が多い

・成果に対して評価が低い(と感じる)



満足している部分

・給与は同職種の相場よりも良い

・自身のスキルを認めてくれている上司や周辺環境がある



転職することで、不満が解消され、満足部分が継続するかを整理する

きっかけとなった不満は転職前後で解決の余地があるのか、満足部分は転職後も継続される保証があるのかをそれぞれ整理しました。



不満な点は解消するか

・労働時間が長い

・責任が重い役割が多い



この二つは感情として不満要素ではありますが、会社に所属する形態の仕事においては必然であり、仕事があること自体は理想であると整理しました。

 

また、転職後に責任の軽い、楽な仕事をしたいわけではなかったので、不満は後付け感のある一時的な感情であり、転職の目的とはしてはいけないと冷静に整理しました。



・成果に対して評価が低いことが不満

自分の成果には自信がある。主観ではあるが、成果と評価に乖離を感じている。

 

属する会社内の価値だけでなく、市場の価値としても、成果に見合った評価を今以上にもらえる可能性があると考えました。

 

これが転職後に解決できると保証されるものではありませんが、転職前の会社での解消は見込めず、転職の目的とする価値のある重要な要因と整理しました。



満足部分の継続保証があるか

 

・給与は同職種の相場よりも良い

転職活動の中で年収を前提とした会話は行われ、自身で選択できるものと考え、リスクは低いと整理しました。



・自身のスキルを認めてくれている上司や周辺環境がある

一から人間関係、コネクションを作るという、最も大きなリスクとなるため、不満点の解消課題としっかり比較する必要のある消失課題と整理しました。



整理の結果、転職の目的は、自身のスキル、成果を今以上に認められる会社を見つけたいということ。

 

一方で、転職することで失う現状の優位点は、私のことを知ってくれている人間が全くいなくなること、でした。



転職活動を行うか、止めるかの判断をする

結論として、私の場合は、現状の優位点を失うデメリットを受け入れてでも、転職をすることを決意しました。

 

しかし、転職を踏みとどまる大きな要因とも思います。転職にて得られると見込む内容だけでなく、必ず失うことを明確にすることが重要と思います。



不満だけを起点に見切りで転職を行うことは非常に危険であると、30代前半の失敗経験から痛感しています。



過去、感情起点で衝動的に会社を辞め、転職活動がなかなかうまくいかず、8か月が過ぎ、エージェントからの提案もなくなり、転職の目的、意義もそもそもわからない、わかっていてもわからなくなり、自信がなくなるといった場面がありました。



その反省から、以降、会社を辞めたい、転職したいと思った際には、不満だけでなく、満足部分と、その解消見込みを一度立ち止まり整理するようにしています。



転職活動を始めると決めるまでに、1日でも、2日でもいいので、この時間を設けるだけで、活動の意思が明確になり、気持ちの安定感が変わりますので、お試しください。




おわりに

20代、30代の転職とは違い40代となると、自身のスキル構成、特長、不得意領域などもほぼ分かっていると思います。



逆に言えば、それまでの経験や社内コネクションがこの年代の売りとなるので、取り巻く環境の整理をすることは必須です。



一時的、衝動的な感情をきっかけになんとなく会社を辞めてしまっては、後悔だけでなく、人生を壊してしまう可能性があります。



少しの時間でも立ち止まり整理を行うことで、たとえ転職をとどまった場合でも、転職活動を開始した場合でも、漠然とした気持ちの整理ができ、自分を取り巻く現状の環境も見つめなおすことができます。



転職活動時に心が折れそうな場面でも、その活動意思が明確になっていることで、不安感の払拭、モチベーションの維持ができました。



私見ではありますが、参考にしていただければと思います。

 

 

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