人材コンサルタントに騙されるな 感想

人材コンサルタント

 


キャリア公務員から民間のキャリアコンサルタントに転職した著者山本直治さんによる人材コンサル業の内幕を書いた本、
人材コンサルタントに騙されるなを読んでみた。

 

筆者がなぜ公務員から民間に転職したのかと言う疑問は誰でも持つところであるが実は本書には書いてない。

 

本文でも紹介がある著者の前著(公務員、辞めたらどうする?)を参照してみたところ、公務員の転職を支援したいという思いを持って人材紹介の業界に飛び込んだのだそうだ。

 

この前著には公務員から民間に移り徐々に人材コンサルとして成長する姿が詳しく書かれていた。

 

 

話を戻すと本書では、

 

人材紹介の歴史

待遇

仕事の仕方

やりがい

難しさ

どんな人に向くのか

 

そんなことがかなり詳しく書かれている。さすが元キャリア官僚だけあり、バランスよく描かれているという印象だ。

 

この本で分かった事は以下のようなことだ。

 

  • 人材紹介が本格化したのは20世紀末からでありまだまだ未成熟なビジネスである
  • 業態としては仕入れの予測がしにくい非常に不安定なビジネスである
  • 企業と求職者の間に入りバランスを書くのを求められる仕事である
  • 歩合制であることも多く過当競争に直面し非常にきつい仕事できつい状況である
  • コンサルタント個人の力量に大きく左右される部分がある、求職者とコンサルタントとの相性のようなものも大きく関係する
  • 求職者への企業紹介などで自動化されている部分も大きいが、まだまだまだ人間対人間の部分を残しており、今後もその部分については残ると予想される

 

個人的には、人材紹介のビジネスを良く知った上でうまく人材紹介のコンサルタントの方に動いてもらうことで良い転職ができる可能性は高くなるだろうと思っているのだが、その用途で読むのにはちょうど良い本だった。

 

人材紹介を何度も利用させてもらったこともあるし、人がビジネスの根幹であるということもあるので、本書を読んで今後の人材ビジネスがどうなってゆくのかにも興味が湧いてきた。

 

本日の一文(P220)

どんなに機械的なマッチングが進化しようとも、こうした眼力に裏付けられた「この人にはこの企業があうはずだ」というアナログ的直観の重要性は、今後も変わることはないと私は考えている。

 

 

 

 

人材コンサルタントに騙されるな!目次

  • 第1章 人材紹介会社って何?
    第2章 人材紹介会社に対する誤解と真実
    第3章 人材紹介業界生息日記―悲喜こもごも
    第4章 人材紹介会社の光と陰
    第5章 新説 人材紹介会社の選び方
    第6章 人材紹介会社―「我が世の春」の終わりは来るか
  •  

  • 次はこちらもどうぞ:

    www.40tenshoku.biz

40代、50代で転職に成功する人の特徴と、成功しない人の違い

成功のカギ

 

 

近年、業績の悪化による倒産やリストラ、ブラック企業でのサービス残業などなど・・・無事、定年を迎えることができなくなってきました。

 

40代といえば、結婚していれば子供にお金がかかる時期でもあり、マイホームなど購入していれば、尚更お金が必須ですね。

 

また、今時の50代といえば退職もしくはリストラをされたとしても、まだまだ十分働ける体力も気力もあるわけですから、再就職をするべきだと思います。

 

 

しかし、なぜか「すぐに転職が決まる人」と「何社面接してもなかなか決まらない人」がいます。その違いは何か・・・

 

スキル?特別な才能?容姿?年齢?コネ・・・?

 

実は、すぐに転職が決まる人の多くの人の特徴は「素直さ」なんです。

 

聞くと、「な~んだ」と思われるかもしれませんが、40年、50年生きていると、勝手な思い込みや癖が、沁みついている人が多く、なかなか人の話を素直に聞くことができず、自己主張をする人が多いんです。

 

たとえば、長年「営業職」で働いていた人が転職する際、今までのキャリアを生かすつもりで、また、営業職を、つい選んでしまいがちです。

 

その際、「前のキャリアはすべて捨て新しいことを柔軟に受け入れる気持ち」がないと、転職は上手くいきません。

 

英語にも、「老いたる犬に新しい芸を教えることはできない(You can't teach an old dog new tricks.)」ということわざがあるほどです。

 

f:id:biz_rim:20191019203213j:plain

 

 

40代、50代をあえて必要としている企業は、本当にその道のスペシャリストで即戦力になる人を求めていますが、「年齢不問」という求人の場合、「素直さ」が大事になってきます。

 

転職に成功する人は、人間的に優れているわけでもなければ容姿も十人並みで、ことごとく転職がうまくいかない人達からすれば、「なぜ、あいつが?」と、不思議に思うかもしれません。

 

しかし、この「素直さ」がある人は、教えやすいんです。

 

 

ふつうに考えてみましょう。10代や20代で入社する新社会人なら、社会経験が少ない分、周りも丁寧に教えてくれるでしょう。

 

しかし、それなりに社会経験を積んだと思われる40代、50代の場合、ある程度の社会常識は身についているものだと判断されてしまうのです。

 

また、せっかく転職しても、素直さがないと人間関係でも悩んでしまいがちです。

 

あなた的には「新人だから教えてほしい」と思っているでしょうが、事あるごとに「以前はこうやっていました」とか「前の会社では・・・」といった感じで話してしまうと「いつまで引きずってるんだよ」と不快に思われてしまいます。

 

どんなに、前職が優秀であろうと役職についていようと「プライド」は邪魔にしかなりません。

 

「年齢だけは重ねていますが、できるだけ早くお役に立てるように頑張りますので、ご指導の程よろしくお願いいたします」という謙虚で素直な姿勢を見せるのが好印象となり、転職を成功させるコツです。

 

 

また、人と人の出会いにご縁があるように、転職もあなたと会社の、ご縁です。

 

条件を多くして(休みが多い、高給、厚生福利がしっかりしている等)で、転職先を選んでもいいんですが、数回断られたからと言って、いつまでも凹まないことも大切です。

 

気持ちが凹むと、波動が下がります。下がるとまた面接で落ちるという負のスパイラルにはまってしまいます。

 

基本的に面接して結果が出るまでに1日~7日かかるものです。1社だけ面接をして結果を待って次を探す・・・では効率が悪いと思いますし、モチベーションも続きません。

 

あなたの性格にもよりますが、複数連日面接をして時間を効率的に使うことも大切です。もし、数社からOKが出たら、今度はあなたがしっかり見極めて決めればいいのですから。

 

また、転職までの間、失業保険や貯金で生活できればいいのですが経済的に厳しい場合は、転職活動をしながらバイトをすることもオススメします。

 

1日数時間でも働いて収入を得ておくことで気持ちがマイナスに傾きにくくなりますし、バイト先で良い出会いもあるかもしれません。

 

 

なには、ともあれ「お金と水は止まると腐る」と言います。

 

「素直な気持ち」で「複数面接」そして「明るく過ごす」というのが、転職で成功する人の特徴です。

 

次はこちらをどうぞ:

www.40tenshoku.biz



転職に失敗したくない人が読む本: IT・コンサル業界で内定15社の経験者が語るエージェント活用術 感想

転職エージェント

 

 

この本(転職に失敗したくない人が読む本: IT・コンサル業界で内定15社の経験者が語るエージェント活用術)、 Kindleで気軽に手に取れる本ではあるが、著者の体験から語られる転職エージェントの使い方はかなり参考になるのでネタバレにならない範囲で紹介。

 

著者はメーカーのSEとして勤務したのち、33歳でコンサルティング業界に転職、その後中小企業向けの転職支援の会社やスタートアップの経営企画部で新規事業を担当して今に至るという経歴の方とのこと。

 

20社近い転職エージェントと会い、15社からの内定を得た経験があるのだそうだ。

 

転職エージェントの担当者にどう情報をもらうのか、中規模の転職エージェントをどう考えるか、等々貴重な話が満載だった。

 

 

以下、チェックさせてもらった部分を抜粋

 

  • 転職活動は自分自身と相手(応募企業)を知ることが肝であり、その具体的な方法論としてエージェント活用がポイントである

 

  • ネガティブな転職動機があっても、構わない。ネガティブに捉えているということ自体が、あなたの価値観を表現している

 

  • 事前に応募企業がどのような人材を求めているかについて、当然、応募企業のホームページ等で下調べした上で、エージェントから細かく情報を仕入れた
  • その情報にあわせて、応募企業によって、職務履歴書の見せ方を変えて応募したり、面接時も受け答えを変えたりしていた。これが、多くの企業から内定を貰えた要因

 

  • エージェント自身もイメージが先行して、情報不足の場合があるので、人材紹介会社から応募候補の会社に入社している人がいた場合は、実際に働いている人を紹介してもらい確認したほうが良い

 

  • 基本、エージェント経由で情報収集しつつも、いざ応募しようと思っている企業については、自身でも簡単に調べておいた方が無難

 

  • 「両面型」の人材紹介会社がおすすめ。「分業型」のデメリットとして、求職者と企業を対応する担当者が別になってしまうため、情報ロスが発生するということがある。転職活動は、情報が肝となる以上、このような人材紹介会社を利用するのは、致命的

 

  • 最初にエージェントに会ったときに、"複数の求人票"が"その場で出てくる"というのがポイント。まず、その場で出てこないということは、事前に職務履歴書やこちらの希望を見ているにもかかわらず、提案する能力が低いと判断できる

 

  • その会社にそのエージェントを通して、入社経験があるのか? これも重要なポイント。前述したとおり、エージェントでも知らない詳細な情報は、実際に勤めている人にしか分からない。入社している人がいれば、その方と連絡を取って頂いて、情報を仕入れてもらうことが出来る

 

  • 転職活動は、メンタル面も非常に大事になってくる。見送りとなる企業が多くなってくると、テンションが下がったりすることはあります。受けるにしても、(転職エージェントからあらかじめ大方の見込みを聞いておいた上で、)ダメ元で受けるのであれば、ダメージを少なくする効用がある

 

  • オーソドックスな質問は、予め応対を準備して、面接に臨むが、変化球に対しては、良くも悪くも、自分の習慣や価値観が滲み出ます。そのハッとした時が、自分の価値観のチューニングどころ

 

  • 変化の激しいこの時代、近年の大企業の事業売却、リストラ等を考えると、定年までに1社で働くことが、当たり前とは言えない時代になってきている。今後のキャリアを踏まえて、30代中盤までには、1度転職しておくことがおすすめ。

 

  • 結論から言うと、意思決定のポイントはワクワクする企業を選んだ方が良い

 

  • 必ずギャップは存在する。そこで、よく言われのが、「不安はGo!違和感はNoGo!」

 

これ以外にも、体験からくる具体的なアドバイスが多く、読んだ甲斐があった。

 

エージェントを使って、敵を知り、己を知ることで、成功転職ができる、というのが心に残った。気軽に読めるが、オススメの一冊だ。

 


転職に失敗したくない人が読む本: IT・コンサル業界で内定15社の経験者が語るエージェント活用術

 

相手を知る ~
 第1部:転職活動は情報戦
 第2部:エージェントが転職活動の明暗を分ける
 第3部:面接を通して、「自分を知る」

第3章:最終意思決定
 第1部:転職活動の常識・掟
 第2部:ロジカルとエモーショナルの狭間で

 

次はこちらもどうぞ:

www.40tenshoku.biz

得意を伸ばして仕事につなげる 私の転職体験記

転職ステップ

 

 

私は現在85歳。70歳で大学教授を定年退職し、その後も在宅で書き物などを続けてきました。さすが80歳を超えると仕事を頼まれることはほとんどなくなりましたが、今も在宅の仕事を見つけて毎日頑張っています。

 

なぜこれができるのかを考えると、まずは健康。いくら能力や意欲があっても健康がなければ仕事はできない。この健康に何が影響しているかを考えると、子供のころ病弱であったため、無理をしない事を身につけたのが逆によかったのかと思います。精神的にも、できるだけのんびりを心がけています。また、家内が「人間の体は基本的に食事でできているから」と食べるものには極度の配慮をしてきたおかげが大きいと思います。

 

次に動機。この年齢になると、やはり「生き甲斐」でしょうか。長年働いてきたのだから、あちこち出歩いてうまいものを食べてというのも一つの生き方かと思いますが、私の場合は少しでも社会に役立って、できるだけ子供たちの負担にならないようにすることに「生き甲斐」を感じています。

 

前置きはそのくらいにして、私の転職体験記ですが、まさに「転々とした」という言葉がぴったりの人生でした。ただ、転々のたびに自分の希望が次々に実現してきたということができます。もちろん落胆がまったくなかったわけではありませんが。

子供のころから英語に興味を持ったことと、その道をずっと進んだことが功を奏したのかと思っています。

 

故あって大学進学は遅くなりましたが、それまでも一貫して英語に接してきました。大学でも英語を専攻し、卒業後外資系企業などで働きました。これも短期間に転職しましたが、一貫して英語に関わる仕事でした。その間にビジネス英語関係の検定試験を受けたり、恩師など、学者の方々との接触もあり、大学に職を得ました。大学も転々としました。

 

今も在宅で少しでも仕事ができるのは、英語とタイピングの力のおかげが大きいように思います。タイピングは手動タイプの時代から機関銃とあだ名されるほどに速く、それが今も役立っています。時代は移り、スマホやタブレットではキーボードをたたくことはありませんが、パソコンは健在で、助かっています。

 

 

私の得意分野はほんの一例です。どの方にもそれぞれ何か得意なことがあると思います。その得意を見つけて、伸ばして、楽しみにする。そうすると何らかの仕事は見つかると思います。

 

同時に、「人間関係」も大切な要素であると思います。私の場合も人とのつながりでここまで来られたと強く認識しています。今はスマホやパソコンなどに頼ることが多く、人との直接接触が少なくなりましたが、それでも人と食事をしたり、スポーツをしたり、直接面と向かってのコミュニケーションが非常に大事だと考えます。やはり人間は生身で生の声を交わして、よくわかりあえるものです。

 

 

また、ネット空間での接触であっても、人柄は現れるものです。しなやかな人間性を磨いて、自分の得意分野の腕を磨くことによって、道は開けると思います。なお、仕事に結びつく得意分野がなければ、これから開発することも可能なはずです。

 

 

私の若いころは英語を勉強するにも機会は限られており、ネイティブスピーカーも身の回りにはほとんどいませんでした。それでも探し回って、見つかり次第片言英語でしゃべりかけました。今は単に英語学習をとっても、さまざまなチャンスがあります。

 

 

もちろん、英語とは限らず、何をするにも手段はいくらでもある時代になりました。若い方々の将来はこれからです。「求めよ、さらば与えられん」です。消極的にならず、進んで積極的にアプローチすることが大事です。

 

 

私の場合も、転職の連続ということは失敗の連続でもありました。失敗を恐れず、気を大きく持って、挑戦していただきたいと思います。

 

 こちらも是非お読みください:

www.40tenshoku.biz

同年代の同僚が転職するにあたり自分の転職経験を振り返る

f:id:biz_rim:20191005154236j:plain

 

 

 

最近、職場の40代の同僚が転職することになった。

 

彼は私より年は3つ下だが4年先輩で職場の中で一緒に仕事をする時間が最も長い人物だった。それに触発されて、今までの転職について考えてみた。

 

なぜ今の仕事は続いているのか?

私も転職経験は多い方だが、今の仕事は5年目を迎えている。

 

辞めようかと思った事は数えきれない。というよりも2030代の頃の私ならとっくに辞めてしまっていたに違いない。

 

「今の仕事が珍しく長続きしているのは、どうしてだろう?」という問いが頭に浮かんだが、4年半前に子どもが生まれてから、毎日育児に追われ、あれこれ哲学する時間が無くなったからではなかろうかと考えている。

 

日々、育児に追われていると朝起きてから夜寝るまでの時間が過ぎ去るのはあっという間だ。

 

だから1年もまたあっという間に過ぎ去り、気がついたらもう4年以上経っているという事が起こりうる。 

 

逃げるが勝ちは真理

私は協調性がある方ではないので対人関係で悩み転職したことが2回ある。

 

これに関しては今でも後悔はない。むしろ正解だったと思っている。

 

悩み事を長い時間抱えたままでいると心を病んでしまうかもしれない。

 

心を病んでしまっては元も子もないと思っている。心を病んでまでする仕事が果たしてあるのだろうか?逃げたい時は逃げたらいいのではないだろうか?

 

私は死ぬまでのこの限りある時間を出来る限り笑って楽しく過ごしたいと願っている。

だから嫌な人と嫌な時間を過ごすことは私にとって無駄に思えてならない。

 

その時に失うものは大きいかもしれないけれど、早く自分の居場所を見つける方が得策ではなかろうか。

 

私は世の中には仕事はきつくてもそれを楽しいと思える職場があることを経験から知っている。だから、周りにもし悩んでいる人がいたら私は「世の中には休みの日でも職場に行きたくなるような仕事だってあるのだから無理することはないじゃない?」そう伝えている。

 

職場は人で選ぼう

私は今までの離職で逃げて後悔したことは1度もない。

 

でも、今までの離職で1度だけ今も後悔している経験がある。

 

それは初めて就職した職場にとても恵まれていたことに全く気が付いていなかった事だ。

 

その頃は若く経験が無かった為、他の職場や世の中、景気の流れについて全く無知だったので仕方がないと考えるようにしている。

 

何が一番恵まれていたかというとそれは人だ。

 

仕事は何をするかよりも誰とするかが大事なのだと思う。

 

例えば大好きな仕事でも一緒にやるパートナーがすごく気の合わない人だったら、ものすごくモチベーションは下がるだろうし、毎日職場に行くのが嫌になるはずだ。

 

またそれとは逆にどんなにきつくて大変な仕事であっても、いつも応援してくれている仲間がいてその人を見ているだけで幸せと思えるような人と一緒ならばどんな苦難な道も乗り越えられそうな気さえしてくる。

 

1つの仕事を貫くことも大事かもしれないが、私は色んな職場を渡り歩いてきて多くの事を学んだ。どちらが正解という問題ではない事は言うまでもない。

 

現在も対人関係の悩みが無い訳では無いけれど、忙しすぎる育児に忙殺されてしまって思い悩む暇がないのが現状だ。

 

それと若い独身の頃に比べ、家族を抱えているハンディキャップと年齢による再就職のリスクが大きくなりすぎて、簡単には身動きが取れなくなっているという事も事実だ。

 

仕事への想いがなくなると・・・

長く同じ仕事をしていると見えてくることもある。長く同じ仕事をしているとそれだけ辞めていく人をたくさん見ることになる。理由は様々あるが、以下の事は言えると思っている。

 

『仕事に対する想いが離れた人は、いずれ会社を去る日が訪れる』ということだ。

 

想いが離れればそれがやがて行動となって現れる。例えば前述の私の同僚の場合、まず遅刻というのが行動として現れた。

 

採用された時のフレッシュでやる気に満ちている状態の人ならば遅刻なんて絶対にするはずはない。

 

遅刻は次第に増え、ついには無断欠勤をするようになった。

 

モチベーションにおいて仲間との温度差が生じ、周囲の彼に対する視線が変わって行った。

 

そうなると徐々に会社に居づらくなる。

 

そして離職する方へだんだんと傾いていくことになった。

 

彼は、始末書から訓戒を繰り返し、共に働くメンバーの士気は下がり、所長までもがさじを投げた。

 

ところが、社長だけが彼に味方した。

 

その時はそれが何故なのか分からなかったのだが、彼が転職の意思表明をした時、「社長にはこのシナリオが見えていたのかもしれない」という憶測が浮かんできた。

 

黙っていても彼はいつかこの会社を去ることになる。

 

会社の規定で解雇にしてお互いに不満を持って別れるよりも時が来れば円満に和解できる日が来るというのが年の功で解っていたのではないかと。

 

「どうせ結果はたいして変わらないのなら長い目で見た時に会社にも彼にもそれがプラスになるという計算がその時に出来ていたのだろうなー」と思うのである。

 

 改めて仕事は大切に

そんな彼の転職を間近で見届けたわけだが、私自身に湧き上がったのは以下のような想いだ。

 

「履歴書を書いて面接に出向いた時の姿勢を忘れてはならないのではないだろうか」

連休明けの月曜日の朝、足が重く感じる時もある。

 

そんな時は、失業して就職活動をしていた頃、働きたくても仕事がない。“自分にははいつまでたっても月曜日は来ないのではないか”というような気持ちになる。

 

そんな経験を思い出して、『働ける場所があるってなんてありがたい事だろう』と感謝の気持ちを今一度呼び覚まし今日も会社へ向かうというのが望ましい形だと思う。

 

www.40tenshoku.biz

人事担当者から見た応募者で期待できる人・できない人

人事担当

 

私は現在企業での人事担当をしています。今の職場の前には逆に転職支援の仕事をしていたこともあり、応募側・採用側両方の経験があるということになります。

 

今回は人事担当者から見て、期待できそうな応募者と期待できない応募者の判断基準をいくつか紹介させていただきます。

 

中途採用=自社の課題を解決できる即戦力

 

40代の転職は新卒とは違い即戦力が前提です。中途採用の求人を出す企業や団体は必ず課題を抱えていて、その課題を解決するために人を求めていると考えてください。

 

その課題は様々です。例を挙げますと

  •  単純に人手不足で仕事が回らない。
  • 新しいビジネスのチャンスがあるのにその企業にはノウハウが不足していてチャレンジできていない。そのノウハウを持っている人に取り組んでもらいたい。
  • その企業に前々からある課題(組織の問題)を解決したい。
  •  管理職の後任として業務を引き継ぐスキルを持った人材が社内に居ない

 

このような背景から求人が出されて、応募してきた方を「この応募者を採用することで自社の課題は解決するだろうか?」という観点で判断します。

 

そのため求人募集の段階で課題解決に必要だと企業側が考えた職務経験やスキルを明示して求人を出します。

 

つまり期待できそうな応募者は、求人を出した会社側の課題を分かってくれる方です。

 

「この応募者とは自社の課題や問題意識を共有できる」と面接官に思わせれば期待度は高まります。普段の人間関係でも自分の事情をよく聞いて分かってくれる人には好感を持ち、信用しやすいと感じるのと同様です。

 

人手不足の職場であれば、同業種の経験が豊富でその会社のやり方さえわかれば長期間指導役の社員が付く必要が無く自分で動いて仕事ができる方が良いですし、新規ビジネスを考えているための募集であればその業界の経験者、または過去に新規分野での事業立ち上げの経験がある方が望ましいでしょう。

 

その課題を分かったうえで、自分ならこのような経験があり、資格があるのでこう解決できると主張してもらえると面接官側としては判断をするのに話が早く助かります。

 

逆に自社の課題を分かってもらえない人は採用したところでこちらの希望通り課題が解決できることが期待できないため採用の優先順位は下がります。

 

中には求人の内容からはこの会社はどんな課題を抱えていてどんな人材を求めているのかよくわからないということもあるかと思います。

 

これは私が転職支援の時に感じたことですが、特に新規ビジネスに乗り出すときや、人事担当者の経験が浅いとき、または創業したての個人事業主などはよくわからず求人をかけることがあります。

 

その場合は、企業の情報収集をして求人内容を判断したり、面接の申し込みをする際にこの募集のポジションは業務拡大の増員なのか、欠員補充なのかを聞いてみることで求めている事が分かってくることがあります。

 

または面接時に応募者側から積極的に質問をしてその場で企業の課題を判断することも有効でしょう。

 

次に課題解決以外で人事担当者が気に掛ける点を紹介します。

 

人事担当者はリスクがある人材には期待できない

 

人事担当者や面接官は自社の課題を解決してくれそうな人材をピタリと見抜く特別な才能を持った人間ではありません。

 

40代のミドル層でしたら自分も面接官になって社員やアルバイト等の採用を担当したことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、数回の面接(場合によっては1回だけ!)と応募書類からこの人を雇っていいかどうか判断することは正直難しいです。

 

一回採用すると容易には解雇できないのが日本の雇用情勢ですし、採用には常にリスクが付き物だと人事担当者は考えます。

 

中には何も考えず片っ端から採用して現場に投入する企業もありますが、使いつぶし前提のいわゆるブラックな企業である場合が多いです。

 

そのため、面接時や応募書類でどうもこれは常識外れ・期待できない、と思われる人材はリスク回避のため課題を解決してくれそうかどうかの見極めの前に選考から外れます。

 

面接に遅刻する、シャツに目立つ染みがある、臭う、自社への連絡時や来社時に最初に応対した女性に対して横柄な物言いをする等は論外です。

 

それ以外にも応募書類の写真の表情が暗い、覇気がないと思われるとマイナスです。人事担当者は些細なことでも採用時のリスクを考えると気にしてしまいます。

 

面接時の見た目や人柄の明るさ、声の大きさやトーンも採用担当者からはコミュニケーション能力があるか、自社の社員とうまくやっていけるかということの判断に使われます。

 

新卒のほうが見た目やマナーに気を遣いますが、40代の転職希望者になると「自分は当然問題ない」と考えて気遣いを怠るケースもありますので、見た目やマナーは新卒に戻ったつもりで気を付けると良いでしょう。もちろん装いまで新卒時のリクルートスーツにする必要はありません。40代としての落ち着きと貫禄がある格好で臨むと良いでしょう。

 

期待できる人に近づくためのアドバイス

 

ではどのように面接や応募書類の対策をするかということですが、まず面接に行く前や応募書類の写真を撮る前にできれば他者からの服装チェックがあるとより良いでしょう。

 

多少費用はかかりますが、応募書類の写真は写真館でプロに撮影してもらうことを私はお勧めします。

 

撮影時に「表情が暗い・固い」「肩が曲がっている」「シャツの襟が曲がっている」等の指摘をしてくれる上に、写真の明るさも適切な仕上げになるため、スピード写真や自撮りとは出来が違います。

 

また、転職支援のエージェントやハローワークを利用している場合は模擬面接を行ってもらったり、実際に面接に行く装いでチェックをしてもらうと良いでしょう。

 

模擬面接のメリットは装いのチェックだけでなく、面接時の挙動や模擬面接で想定外の質問をされたときに自分の考えを整理するのに役立ちます。40代の転職希望者だと就職活動が久しぶりという方が多いので、機会があれば模擬面接を実施すると良いと思います。

 

末筆ながらこの文章をお読みいただいた方の転職活動の成功を祈願いたします。

 

次はこちらもどうぞ:

www.40tenshoku.biz

 

 

私がIターン転職で成功した方法

f:id:biz_rim:20190921225758j:plain

 

私は、大学卒業後、販促プロモーションの事業を行なっている会社に4年間勤めました。その後、退職を決意し、今は地方の個人事務所で会計の仕事をしております。

 

そこで今回は、地方への転職活動と、他業種への転職活動の2つのテーマについて同時にお話できればと思います。

 

前社の退職と同時期に、私は縁あって他県に引っ越す事が決まりました。

 

私的な理由でしたので、退職段階では転職先も決まっておらず、また東京生まれ東京育ちだった私は田舎暮らしに右も左もわからず、転職活動よりも先ずは生活に慣れるのに必死でした。貯金を切り崩して日々を送っていました。

 

役所関係の手続きや新生活の準備がひと段落すると、早速、転職活動をはじめました。仕事を探す手法は主に二つ、「転職サイト」と、「ハローワーク」でした。

 

ちなみに、割と大手の都内の会社にストレート入社経験がある私は、正直ハローワークに対して良いイメージを抱いていませんでした。

 

というのも、離職をした際にハローワークへ行き、様々な手続きを済まさなければならなかったのですが、その場にいた求職者、特に切羽詰まった感じの方々と同席する機会もあり、自分も同じ境遇なのかと考えると少し辛かったからです。

 

そのため初めのうちは、「転職サイト」を中心に転職活動をスタートしました。しかし、いきなり地方ならではの壁にぶつかりました。いくつか例を挙げます。

 

 ・平均賃金が都内より格段に低い

 ・高収入の仕事の殆どが、資格保有者か、肉体労働系

 ・その地域の「優良企業」をそもそも自分が知らない

 ・業種が少ない

 ・魅力的な仕事は、地方の中でも「都市部」に集中しがち

 ・情報量が多い。というより、煩雑すぎて分からない

 

など、要するに私は困惑させられたのです。何に困惑したのか? 

 

それを一言で表すと、都会とは「世界が異なる」ということです。これは都会と地方の優劣を比べているわけではありません。地方にも沢山の魅力があります。

 

しかし、東京での生活しか知らずに生きてきた私とって、地方は外国のようなもので、生活環境も地理も、常識も全てが異なりました。

 

そこで私は、まず、これから自分が住んでいくこの町を知るための勉強から再スタートしました。

 

偶然にも昔の知り合いが同県にいたので、彼と実際に会って土地柄や企業情報など、必要な情報収集を行いました。

 

具体的には、どのくらいの収入があれば生活できるのか? 高収入を謳う企業の安全性は? 何の職種が人気? 車移動が多いけど(都会と違って電車移動が全くない!)、営業関係の仕事だと相当辛い? といった詳細を調べました。

 

大事だったのは、今までの価値観に縛られないことでした。例えば、地方は車移動中心なので、就職先は「駅近」よりも、「駐車場完備で無料。朝渋滞しない場所にある」方が重要です。

 

また、働き方改革が叫ばれている世の中にあっても、そもそもそれほど深夜残業が蔓延しているわけでもなく、案外早めに帰宅できる会社が多いので、「定時上がりで、高収入ではないがある程度余裕のある生活」を、再就職の基準として選ぶことができます。

 

f:id:biz_rim:20190921232011j:plain

 

 

また、もちろん同時に転職サイトで仕事を探していましたが、ある日、ふと気づいたことがありました。それは、ハローワークを通じた求人案件が、その転職サイトで多く紹介されていることです。

 

上述したように当初ハローワークを毛嫌いしていた私はそれらを流し見していたのですが、やたらと多いので考え始めるようになります。

 

そこで気づいたのは、「地方の企業」の実情です。

 

色々と調べていた私は、「地方の企業の経営者が人手不足で悩んでおり、だけど求人応募に費やせる宣伝広告費用もあまりない」ということを知っていました。

 

それに、この段階になると、いわゆる大手企業とかハイスペック系企業だけでなく、地方には規模が小さくても自分の価値に合う素晴らしい会社や個人事務所が多くあることを学んでいました。

 

加えて、転職サイト経由で若者が応募してくる都会とはルールが違いますし、だからこそ知名度も信頼度も高いハローワークは、経営者からの信頼も厚く、良質な求人応募が多く寄せられているのでした。

 

私は実際にハローワークへ何度も通い、情報収集に努めました。

 

設置されている検索機で調べられる求人情報は、自宅のネットでも同様の内容が閲覧できますので、それよりも相談係の方との面談が非常に有効でした。

 

相談係の方はかなりプロです。これはおそらく多くの会社が溢れる都会と違って地方では企業数が限られるので、1社1社を熟知した相談の方がとても親切に企業情報を教えてくれます。

 

特に私の場合は、東京から地方への引越し・転職という珍しいケースでしたので、生活面の相談も含めて、どういった再就職先が適しているのかを総合的にアドバイスしてもらえました。これはネット型の転職サイトでは、なかなか無理なところでしょう。

 

f:id:biz_rim:20190921230933j:plain

 

そして、今振り返れば、ここからが最も重要なコツでした。「自分の転職目的を知る」ということです。自分自身で、「自分の転職目的を知る」というのは変に聞こえるかもしれませんが、何よりも大事です。

 

「何が目的で、何処で、どのように生活し、どんな将来を描いて転職をするのか」を箇条書きにしてノートに書いていきます。

 

簡単そうに見えますが、いざ本腰を入れて地方で転職活動を始めると、どんどん不安要素が溜まってきます。

 

つまり、「また東京に戻る可能性は?」「前職のスキルを捨ててもいいのか?」など、過去の自分にどうしても引きずられます。そこで、思い切り、が必要になります。

 

男なら腹をくくれ、ということです。時間はどんどん過ぎていくし、貯金も減っていきます。うじうじしている暇はないのです。私は目標を設定しました。

 

 ・この土地で、一生働ける仕事をする

 ・収入よりも、土地や社会に貢献できるスキルを磨ける仕事をする

 ・なるべく家の近くで働き、無駄なストレスを貯めない(精神的な豊かさを重視する)

 ・肉体労働系・残業の多い仕事は選ばない(自分の体力にあった仕事をする)

 ・前職の仕事にこだわらない

 

こうやって目標を明確にすると、かなり取捨選択ができます。スムースな転職活動には、幅を広げることよりも、あえて選択肢を絞ることの重要性に気づいたのです。

 

そこからの展開は早く、ハローワークの方とも面談を重ね、私は一つの答えに行き着きます。それは、経理・会計の仕事が適しているのはないか?ということです。

 

経理・会計の仕事は、社会に必要で、経営者の方からの信頼も厚い職業です。それに、都市部に行かずとも住宅地の中にも求人募集をしている事務所はあります。

 

一方、低収入で有名な業界でもありました。しかしながら、残業が少なく、スキルアップも狙え、プライベートの時間も多くとれるという利点も多くあり、私は自分の人生を豊かにさせるために、この業界一本に絞りました。

 

そして実際に、ハローワークを通じて求人を出している企業や事務所に応募していきます。相談役の方が、その場で企業の採用面接担当者と連絡を取り、年齢や、経歴が合えば、まずは書類選考してくれる場合もあります。

 

全てではないですが、上述した通り、私は「自分の転職目的を整理」していたので、採用担当者も状況を理解してくれるケースが多かったように思えます。

 

一番やってはいけないことは、自分のプロフィールやアピールポイントが曖昧な状態で挑むことです。

 

こうして段取りを踏まえて進めていたので、書類選考時に送る履歴書は、それほど苦労しませんでした。「自分の転職目的を整理」した内容を、淡々と、堂々と書いていきます。そして、いくつかの面接が決まりました。

 

ここまで書けばお気づきかと思いますが、面接の際も同様です。

 

志望理由をロジック化している私は、それをそのまま採用担当者の方に話していきます。

 

ワンポイント・テクニックのようなものがあるとすれば、履歴書の内容を伝えることはもちろん、そこに自身のより具体的な状況を、冷静に、かつ冗談も交えながら話していきます。

 

履歴書に書かれていない実情や、熱意、志望理由を、真剣に伝えます。一方で、堅苦しい雰囲気を避けるために、相手の顔色を伺いながら、冗談を交えて親近感を持ってもらいます。

 

そうすることで、私が「あなたの会社に貢献できる」人材であることを示すのです。会社側は、まず見知らぬあなたが、「害がないか」を恐れています。優秀な人物が欲しいのは当然でしょうが、それ以前に、「会社に馴染み、共に働き、楽しく時間を共有できるか」を判断しているはずです。そのためにも、「自分の転職目的を整理」することが大事だったのです。

 

「志望理由をロジック化」して堂々と話せば、会社側は不安が少しづつ剥がれていきます。私は最終的に、希望する1社に決まりました。

 

何社か受けて全てが採用されたわけではありません。しかし、自分の状況や志望理由を曖昧にせずに、明瞭化したことが功を奏しました。それに、その土地にはその土地なりのルールが必ず存在します。

 

地方への転職活動を考えている方には、頭を切り替えて、様々なことを徹底的に事前リサーチし、新しい自分として励まれることで必ず成功すると応援しております。

 

 次はこちらもどうぞ:

www.40tenshoku.biz