40代転職体験談まとめ

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40才、完全未経験からのITエンジニア転職成功例!

40代エンジニア爆誕!

40歳で未経験からエンジニアに転職された方の体験談のご紹介です。

 

1.介護士から未経験職種への転職

 私は前職は施設の介護職員でした。介護の仕事自体は別に嫌ではなく、むしろ人の役に立てていることにやりがいも感じてはいたのですが、世間でも言われるようにどうしても給料も安く、漠然とした不安は感じていました。その折りに、腰を大きく故障してしまい、現場を長く離れてしまわざるを得なくなったことから、会社と相談して退職を選びました。

 

 この時点で、40才。私は業界をチェンジしようと決断しました。しかし介護の現場仕事が長かったことから事務仕事や営業経験も乏しく、採用に応募しても全く相手にされないまま時間だけが浪費されました。気がつけば、失業保険をもらえる3ヶ月を、内定も取れないまま経過しようとしていました。

 

2.職業訓練へ

 ちょうどハローワークで失業認定をした日でした。私はどうしようか困っていたところ職員さんから職業訓練はどうか?と提案を受けました。私はまず職業訓練の相談コーナーに足を運びました。

 

 驚いたのが職業訓練のカリキュラムがかなり多く組まれていたことです。私が都市部在住ということもあるのかもしれませんが、そのカリキュラムの中にプログラミング講座もありました。その時点で、私が興味を示したのは、プログラミングの講座でした。もちろん私はプログラミング経験はありません。そして、職員さんから「興味があるなら申し込むべき」とアドバイスを受け、そのまま申し込みました。

 

 ただ、プログラミングは人気が高く、倍率が毎回2倍や3倍になるので必ず通える訳ではないとのこと。どうなることかと思いましたが、私は運よく通うことができました。

 

3.授業、資格取得、職業相談そして苦労の日々

 まず、職業訓練に通えることがわかってから、すぐプログラミングの勉強を始めました。職業訓練のカリキュラムは私の通っていた学校は毎日9時から16時まで授業でした。勉強に遅れをとって就職活動ができないのはあり得ないので、なるべく早めに勉強はスタートさせました。

 

 そして何より気になるのは、「40才から本当に未経験でIT転職できるのか?」ということです。インターネットを見ると確かに世間ではエンジニア不足がうたわれています。完全な売り手市場。プログラミングスクールもたくさん宣伝を出しています。

 

 ただ、果たして40才でもそうなのか?結論としてはかなり厳しかったのですが、それは十分想定していました。私は就職活動に並行して資格を取得しようと考えました。少なくとも資格を取れるレベルの知識理解はあると示すことができること、業界に対するやる気を形で示すことができることが理由です。結果的に私は職業訓練開始前に1つ、職業訓練中に2つIT資格を取得しました。

 

 実は、資格取得は結果的に効を奏しました。後述の通り、就職活動はかなり苦労したのですが、面接に呼んでいただいた企業は例外なく、資格取得のプロセスに興味を大きく示されました。逆に資格を取得しなければ、面接にすら呼ばれなかったかもと思っています。

 

 次に気になるのは授業内容だと思います。私は職業訓練にいいイメージってあまりなく、どちらかというと延長給付をもらうために適当に授業をしているというようなイメージでした。しかし、この私の勝手なイメージはいい意味で覆されました。

 

 もちろん、講師の当たり外れはあると思いますが、非常に教え上手な先生にあたることができました。講師業を専門とされている方で、本当にありがたかったです。

 

 そして、本題の就職活動ですが、使った求人媒体はハローワーク、リクナビやマイナビ、dodaといった基本的なところです。

 

 職業訓練校にはIT分野専門の就職アドバイザーの方がいました。業界で25年営業や採用などを行ってきた方です。私はその方に日々アドバイスを受けていました。かなり頻繁に相談に行きましたが、嫌な顔一つせず相談を受けてくれたことは本当に感謝です。学校の体制や相性にもよると思いますが、私にはマッチしていました。

 

 アドバイザーの方に履歴書や職務経歴書の添削を受けました。修正をすると見違えるようなビジネス書類に生まれ変わりました。独りよがりではなくこういうところも積極的にアドバイスを受けるべきです。

 

 実際の就職活動は相当困難でした。応募を出しても書類すら通らない日々。若い人は簡単に内定を取っていました。しかし、40才には厳しい。アドバイザーの方も「年齢的に100社受けて1,2社書類が通るくらいの気持ちでいた方がいい」とおっしゃられていました。

 

 結果的に正社員として内定をいただくまで、200社以上応募しました。今の会社に勤めるまでに5社面接を受けたのですが、すべて契約社員としての採用前提でした。契約社員で妥協するかはそれぞれの判断だと思いますが、私は粘って結果として正社員として雇われ今も働いています。

 

 その間、面接対策、応募書類の修正、求人へのアプローチの仕方などアドバイザーの方に頻繁に相談に行きました。経験に勝るものなし。自分では気づかない観点のアドバイスも豊富で非常に助かりました。

 

 気がつけば、職業訓練開始時から応募をはじめていたのですが、職業訓練の3ヶ月の期間をフルに使ってギリギリ内定を取れました。

 

4.最後に

 40才からの未経験職への転職は容易ではありません。私が成功できたのは独りよがりではなく周りに助力を求めたことが大きかったと思います。それは特にアドバイザーの方でした。

 

 そして、諦めず努力することです。結果、退職後から計算すると半年に及ぶ就職活動でした。職業訓練前も含めると300社以上応募しています。

 

 あと、資格取得はかなり効きました。

 

 同じく再スタートに困っている40代の方にこの記事を通して何か届けば幸いです。お互いがんばりましょう!最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

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