40代転職体験談まとめ

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40代の転職市場 コロナ・ショックを経てどうなったか?

40代の転職

 

 

現在、40代半ばの私は、30代の後半から転職を続けキャリアアップ(年収アップも)を図る、という考えで実際、3回転職しました。

 

テレワークを機に、転職エージェントとコンタクトを取る時間もあったため、もし、良いところがあれば、という気持ちで情報収集を始めたところ、やはり、大きな変化がありました。

 

コロナを機に

  1. 求人数の減少(採用人数を減らす、求人を中心するを含む)
  2. 応募人数の増加
  3. 採用プロセスの長期化

が目立ちました。

 

1.2でお気付きの通り、完全に企業側の買い手市場です。

コロナ前はまだ、売り手市場であり、40代でも割と転職先を探せました。

 

実際、私も数社から、「転職する際はウチに来て!」との有り難い言葉を頂いていて、40代でも転職は十分、可能と考えていました。

 

コロナによる自粛期間に、その数社にコンタクトを取ってみましたが、採用自体がなくなった、とか、とある外資系企業の場合はグローバルレベルでサスペンド(採用中止)ということでした。

 

今まで40代を採用してきた企業による、求人が無くなった訳ではありませんが、本当に喫緊に必要なポジションのみ求人に出す、という流れが加速していきました。

 

 

結果、相当にハードルの高い競争が待ち受けることになります。

 

私も旧知のエージェントからの誘いを受け、1社に応募してみたのですが、こんな人、そうそういないでしょう?というくらいピンポイントのスペックを要求されていることが分かりました。

 

ある、ニッチな外資系精密機器メーカーの営業部長の募集でしたが、 

  1. 専門領域の営業経験10年以上 
  2. その領域の営業マネジメント経験5年以上
  3. 年齢40代半ばまで
  4. 英語 必須(会議・出張レベル)
  5. 代理店営業及び代理店マネジメント経験があり、特定地域の代理店と人脈があれば尚可
  6. レポートライン 社長 CRMシステムによる計画、売上、その差異についてのマネジメントサマリ、レポートの作成。地域の販売戦略を策定し、管理する。
  7. 部下の人事・育成計画の作成・実行・管理
  8. 単身赴任可、頻繁な出張可
  9. 部下を管理し、即戦力でプレイングマネージャー(かなり広範囲)

 

この①~⑧内容自体は、良くある内容ですが、これだけでも候補者は相当に絞られます。ポイントはニッチな商材を扱い企業ですので、⑨を満たす候補者なんてそもそも殆どいないのです。

 

 しかし、実際のところ、この求人に対して、ピンポイントですべて満たす候補者が表れて内定を得た、というので驚きました。おそらく競合企業のエース級でしょう。

 

ちなみに、これだけのハードルの髙さでしたが、私は年収は下がってしまう求人でしたので、私は興味本位でした(企業の方、エージェントの方には申し訳ないのですが)。

 

また、とある機材販売のベンチャー企業の求人で、非常に業績も良く、営業スタッフの増員をしていました。

 

  1. 営業経験 問わないが興味があること
  2. 年齢 問わない
  3. 基本給 500万+インセンティブ 営業の平均年収900万

 

このくらいの、ラフな求人でした。この会社はベンチャーの為、採用に苦労してきた経緯があり、緩い条件で募集する、という考え方だったそうです。

 

東京で1名、関西で1名を募集したところ、4月、5月の2か月間で、東京300名、関西200名の応募があり、受付を止めたそうです。

 

内定者を出すまで、企業の採用担当者も相当に大変だと言っていました。

 

ラフな条件での募集ということもあり、コロナの影響で職を失った人、その可能性のある人が殺到した為です。

 

冒頭、申し上げた3.採用プロセスの長期化の原因がここにありますね。

 

企業側は完全に買い手市場なので、一般論として、年収600万を超えると、要求スペックが非常に高くなる傾向にあります。700万を超える求人は激減しています(実際は)。

 

そこに40代の転職となると、まず、年齢が引っかかり書類審査で落ちるケースがかなり多くなっています。

 

エージェントの段階で落とされるケースも増えているので、覚悟が必要です。

優れた経歴でも、40代には厳しさが増しています。

 

 

では、40代に転職のチャンスが無いのか?というと、そうではないと思います。

 

ただ、厳しいというだけですので、長期での転職活動になることを覚悟しなければならない、ということです。

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