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初めての転職で私の背中を押してくれた本

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昭和後半世代の私ではありますが、大学を卒業し社会人生活を歩み始めた時は、「入社した会社で定年まで勤め上げる」という価値観を持っていました。

 

結婚して子供が産まれた時、その価値観が一層強くなったのを覚えています。



ただ、子供が小学生に上がり「自分のネットワーク」を形成するようになりました。それに伴って私も子供の友達つながりで交友関係を作り生活が楽しくなり始めた頃、私に転勤の話が浮上しました。



これまでの私の価値観であれば、仕事を優先して転勤を受け入れていたと思いますが、職場の人間関係で悩んでいたこともあり、その時初めて「このまま違う土地に行っていいのか。もっと自分の生きたいように生きてもいいのではないか。」という思いが芽生えました。

 

 

それでも私は一応一家の大黒柱で家族を路頭に迷わせることは絶対にできません。



今までの人生でこんなに悩んだことがあっただろうか、と言うほど一人で悩み、考え、物思いにふけり、最終的には転職を決断したのですが、その決断を助けてくれたのは当時読んでいた本でした。



なかなか周囲には相談できない私の悩みを解決し、転職への決断へ導いてくれた本を紹介したいと思います。

 

2022年、「働き方」はこうなる (PHPビジネス新書)

 著者:磯山友幸

 発行所:株式会社PHP研究所

 

転職で悩みの一つに「失敗して、次の働き口がなくなったらどうしよう」というものがありました。

 

15年近く働いた後、新たな業界に新人として転職して、今まで積み重ねてきた知識や経験が活きず、転職先で思うようなパフォーマンスが出せなければ、転職先にいづらくなってしまいます。

 

そうなると、また転職先を探す必要に追われてしまいますが、転職失敗が響き、私を採用してくれる会社が現れないかもしれないと。

 

そんな時にこの本を手に取ったところ、「社会は未曽有の人手不足に陥っている」、「人手不足で倒産する時代が来る」というフレーズが目に飛び込んできました。

 

また、「働き方改革」や「ワークシェア」という言葉から、たとえ1回目の転職で失敗しても、やれる仕事は必ずどこかにあるので、とりあえず動きだしてみようという気持ちになりました。



 

一生、同じ会社で働きますか?

 著者:山崎元

 発行所:文饗社

 

転職する!と決めてからも、頭の奥底には「転職=物事がうまくいっていないひとが選ぶこと」というネガティブな考えが残っていました。

 

悩みながら転職に関する本を探しに本屋さんにいったところ、この本と出会い、タイトルを見た瞬間に手に取ってレジに行ったのを覚えています。

 

ページをめくってみると、作者の山崎さん自身が12回も転職をしていたことが書かれていました。



その回数の多さに後押しされたこともありますが、会社とは「単なるプロジェクトの名前」であり、「転職=プロジェクトを変えるだけのこと」という文章を見たときに、本当に気持ちが軽くなりました。



そんな山崎さんも、初めての転職の時の悩みはその後の転職の時にのそれとは比べ物にならないと言っていますが、だからこそ転職を考えている人の背中を押してくれる本が書けるのだと思います。



 

「つらいから、会社やめます」が 言えないあなたへ

 著者:心屋 仁之助

 発行所:宝島社

 

プライベートで出来た自分のネットワークを大切にしたいという思いで始めた転職活動ですが、転職の引き金のひとつに上司との人間関係があったということは否定できません。



ただし、この人間関係も私が転勤することで解決できるようなものではありましたが、上司のために私の大切にしたいものがなくなってしまうことに強いくやしさを感じました。



一方で、私自身も上司に言いたいことが言えず、このままでは私が転勤する以外に解決する方法はないということを悟ってしまいました。



人間関係はどこの職場でも必ずあるものですので、それを理由の一つに転職するということも自分の中では消化しきれない部分があったのですが、「今の環境で解決しないのであれば、やめちゃおう」というメッセージを読んだ時に、自分の中で腹をくくることができました。



私は、転職は勇気のいることだと今でも思っています。そして、それが初めてであり且つ長年同じ会社で勤めてきた40代の人だったらなおさらですよね。



行動に移すまでものすごく悩むと思いますが、今では転職に関する本がたくさん出ていますので、ぜひ本を読んでください。紹介した3冊だけでなく、悩みを解決してくれる一冊に必ず出会えると思います。

 


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