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医療・介護業界におけるコロナ禍の転職事情について

医療従事者に感謝を

 

  

新型コロナウイルスとは

まず読者の皆さんに改めて新型コロナウイルス(COVID-19)がいつ日本に来たのかを振り返って頂きたい。

 

世界で1番最初に発症したのは中国湖北省武漢市で当時は原因不明の肺炎として報道された。

 

日本国内の初の感染者は神奈川県在住の30代の中国国籍の男性で武漢市への渡航歴があった。それが今年の1月16日の話である。

 

その後、COVID-19は世界各地へと猛威を振るい、日本国内においつも4月当初には国内感染者が3000人を超え、翌5月には15000人、7月下旬には30,000人、現在(10月10日時点)では感染者数88,962人、死亡者数1,626にのぼります。



医療、介護業界におけるコロナへの対策

まず私が感じたことからお話をしたいと思います。

 

私は東日本大震災にも震災発生直後より10日間に渡り救援活動に行きました。

私が拠点としていたのは宮城県石巻市にある石巻赤十字病院でした。

 

その病院を拠点に石巻市や南三陸町、気仙沼等、まだ一般人は立ち入り禁止で死体捜索が終わってない地域にも入り、いわゆる最前線で活動を行ってきました。

 

コロナと何の関係があるの?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、私が石巻赤十字病院や各地域の避難所を見て感じたことは、あれだけの予想もしない津波の被害にあったにも関わらず赤十字病院のスタッフは冷静であり「自分が何をすべきか」「次に何が起こるか」など自らが考え行動する力があったのです。

 

何を伝えたいたいかと言うと、いわゆる「初動対応」が万全であった。

これはYouTubeでも公開されていますのでぜひ見て頂ければと思います。

 

 

では、今回の新型コロナウイルスの蔓延において医療介護業界の動きはどうだったでしょうか?

 

いわゆる「初動対応」に対して手抜きがあったというよりも私の見解では「うちは大丈夫だろう」「何をしていいかわからない」「近隣の医療機関及び施設の動向を見てから…」といったような新型だけにどうしていいかわからないため国からの情報を待つ、そして毎日のようにFAXにて厚生労働省や区市町村、保健所などから毎日のように新たな情報が来る。

 

それに対して医療機関、介護施設としてどういった対策を講じるか決める事後対応が原因により医療機関や介護施設でのクラスターが発生したと言うニュースが多く報じられていました。

 

中にはいち早く独自の対応を取っている医療機関や介護施設などもあったのも事実です。

 

今では、病院を例に取ってお話しすると外にテントを張って受診に来る患者さんの検温をしたり簡単な聞き取りをした上で熱もなくコロナの可能性が低いと判断されて初めて院内に入ることが許される、またお見舞いに関しても完全に禁止している病院や2親等までは許可しているものの時間は15分間としている病院もあります。

 

そして、病院やクリニックにおいては検温だけでなく受付の窓口にはプラスチックで出来たボードが張られていたり、スタッフはすべて使い捨て手袋をつけて対応していることが当たり前の風景になりました。

 

新型のウイルスであったにも関わらずなぜこういった対応をしなかったのか不思議でなりませんし、医療機関や介護施設がこういった初動対応を取っていればクラスターなどは確実に防げていたと思いますね。



 

医療、介護業界の最前線で働く職員

一時期、熱があったり咳、頭痛、喉の痛みなどがあると診療を拒否⁈断る医療機関が急激に増えました。

 

私の病院でも当初は保健所を案内する程度で診療は拒否していました。

 

しかし、保健所も業務的にはパンパンな状態で、患者さんが保健所へ連絡しても「近くのクリニックか病院で診察してもらって下さい」と、いわゆるたらい回し状態が続いていました。

 

それを知ってからは救急救急病院として診療をするという方針へ変更し、しっかりとしたマニュアル作成を行い副院長を中心とし診療を行っております。

 

患者さんの目線で考えると「なぜ?診察してくれないの?」「ここは病院ですよね?」と思う方がほとんどだと思います。

 

しかし病院としては苦渋の決断でお断りをしていたと思います。

 

その理由の第一位が「入院患者さんを守る責務」。

 

これがおそらく圧倒的な理由だと思います。当時は既往で病気を持っている高齢者は重症化しやすいたの見解が示されていました。

 

病院には、病気で入院している高齢者の方が多くいます。その方々を守ることが第一とされていたからです。

 

介護施設に関しては、病院以上に厳しかったのではないでしょうか。

 

風邪気味でコロナの影響も考えられるからと病院に受診に行ったにも関わらず診療を拒否された方は多くいらっしゃると思いますが、決して適当に扱っていたわけではないことをこの場で理解して頂けると幸いです。

 

今では、そういった患者さんが増えないことにより保健所の職員にも業務負担の軽減になることから「発熱外来」や「風邪外来」などの専門外来を開設している医療機関も多くあります。

 

風邪症状や味覚障害などがある方はそれぞれの都道府県の当番医などで検索し受診をすることをお勧めします。

 

 

本題からそれましたが最前線で働く職員は本当に「命懸け」です。

 

毎日暑い中、防護服を着用しフェイスガードやゴーグルを着用し、それでも100%安全とは言えません。

 

そのような中で手当ては月に1万円といった医療機関も実際にはあります。

 

また、例えば病院や施設でクラスターが発生するとテレビや新聞などで報道されます。

 

すると子供を預ける保育園や幼稚園から登園を断られるケースも問題視されているところです。

 

子供のみならず妻が病院で働いていることにより旦那さんの仕事にまで影響が出てきた事例もあったぐらいです。

 

保育園や幼稚園、旦那さんの会社の立場になって考えると、さっき病院のパターンでもあったように自分のとこの入院患者さんを守ってきたと同様にそこに通う園児や会社に通うスタッフを守ったのだと思います。

 

しかし、そういった医療従事者の子どもや家族に対しての世間からの風当たりは強いもので、それに耐えることが出来ずに辞めていった医療従事者も多くいます。

 

今まさに医療は崩壊寸前と言っても良いと私は思っています。

 

月に1万円の手当てに対して「命懸け」で働く職員が少ないこと、医療従事者のみならずその家族にまで影響が出でいる状況、またそれ以外においても国の政策がどこか経済の回復ばかりにスポットを当てており、現場で必死に戦っている医療従事者の方や介護施設で働いてる方に対しては「置き去り」と言ったイメージを持った方々が非常に多くいます。

 

そういった職員などが退職している現状も多くあります。

 

また、コロナなの影響において救急救急病院ではコロナ専用患者さんが来た時のためにベッドを空けて確保しています。

 

しかし病院の場合、1ベッドを空けておくことで莫大な売り上げの減少が経営を圧迫しています。ベッドを確保することにより国からの補助金が出るようにはなっていますが、到底国からの補助金だけでは運営することすら難しい状態です。

 

そして、クリニックにおいてもコロナの影響で受診しない患者さんが増えたことにより経営が苦しくなっており、私が知っている耳鼻科や小児科のクリニックでは閉院することを考えているところもあります。

 

このように国が行っているGoToキャンペーンなど経済に対する対策ばかりが今この世の中を騒がせており、そういった病院、クリニック、介護施設の経営に対する厳しい現状は伝えられることがなく、世間の人の中でこういった現状を知っている、把握している人はいったいどのくらいいるのでしょうか?

 

病院やクリニック、介護施設がなくなったらどうなるでしょうか?

 

自分や家族が病気になっても受診する医療機関がない、また自分の家族、親などを介護施設に入れようとしても介護施設がない。

 

極端な言い方かもしれませんが、今のままではこういった現状が来る可能性は十分にあります。

 

では、医療、介護業界における転職状況は?

退職する人が多い。これが私の今の医療、介護業界における人事に対するイメージです。

 

前述にも述べたように「危険度に比べて手当てが安い。」「人助けをしているのに周囲の目は厳しい。」「自分のせいで家族に迷惑がかかる。」等々、このような矛盾した内容にも関わらないけれども誰も責めることが出来ないという、もどかしい気持ちでもあります。

 

では、逆に入ってくる職員はどうでしょう?

 

私の病院や近隣の医療機関、知り合いの医療機関、業者さんの情報を総合的に判断しても入職してくる職員の数は圧倒的に少なく、これも医療機関としての機能が出来なくなる要因の一つになっています。

 

知らない方のために簡単に説明しますと、医療機関は規模などによって医師の数だけではなく看護師の数や薬剤師の数、リハビリスタッフの数など決まっています。

 

それにより貰える金額が決まっています。

 

ということは医師が例え規定の数だけいたとしても看護師がその数を下回っていたとしたら最悪の場合、医療機関として運営していけない可能性もあると言うことです。

 

介護施設においても利用者の数に対して資格を持っている人の割合が決まっています。

 

今、医療機関、介護施設においては本当に人材が不足しており悩まされているところが多くあるとともに、すでに医療機関や介護施設の存続自体が危ういところもあります。

 

国はもっと真剣に医療、介護業界のことを考え、もっと医療従事者に対して手厚い対策を講じてほしいですし、個人だけでなく医療機関や介護施設自体にも補助金を出すなどの対応をしてほしいと思います。

 

そして、今現在看護学生の親御さんは卒業後、それぞれの病院に行くことに大きな不安があると思います。

 

しかし、自分の子どもをどうか誇りに思ってあげて下さい。

 

 

全員が救急病院でコロナに対する最前線の病院に行くとは限りませんが、行かない=感染しないわけではありません。

 

やはり1番感染リスクが高いのは病院ではないかと思います。

 

そして、これから転職しようとしている看護師さんや転職に悩まれている方はぜひコロナの影響で苦労している医療機関や施設をどうか助けてあげて下さい。

 

まだまだコロナの影響は続き、私は大きな第二波が来るのではないかと懸念しています。

 

このままだと医療崩壊してしまいます。今のうちに第二波に備えることが重要ではないかと考えます。

 

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