私はこれまで29歳の時を皮切りに、現在8度転職をしている40代です。
今回、現在転職をお考えの方、転職に不安を感じている方へ、これまで感じたこと、経験してきたことをベースに事実を伝え、今後の転職に向けての設計に少しでも活かしていただければと思いブログを書いています。
内容に入る前に、私のことを少し触れさせていただきます。
冒頭に記したとおり、29歳の時初めて転職をしました。
新卒で入社した会社で順調にキャリア形成し、周囲からは将来が明るいと羨まれていましたが、よくある社内政治に巻き込まれ退職し、転職の道へ踏み入れました。
転職をしていく目的は、自身の業界業務を全てマスターし、自身の価値を高めたかったからです。
さて内容に入ります。
まず「転職で実現したいことは何か?」とよく目にしたり聞いたりするケースがあると思います。
皆さんはどう思われるでしょうか。私のようにスキルの習得、年収アップや安定している大手企業で働きたい等、さまざまだと思います。
いきなり結論じみたことを言いますが、転職で実現したいことを実際に実現するには、求人情報や面接で聞いた内容以上に、顕在的能力と潜在的能力、及びメンタルの強さが必要です。
特に30代半ば以上の中途採用について、企業はハイスペック人材を求めています。
私は転職をしてきた全ての会社で、入社前に伝聞していたこと以上の問題や課題に直面し、解決や成果を出すために奔走してきました。
会社に「入社前に情報開示をして欲しかった」、「問題や課題を外部から来た人間に丸投げし、責任転嫁をしている」と苛立つこともありましたが、どの会社でも企業が中途入社者に求めることを考えれば、与えられたミッションを完遂するだけという結論に結びつきました。
ただこれまで中途入社した会社の中には、顕在的能力と潜在的能力、メンタルの強さが足りず、かなりのメンタル摩耗をした経験もありました。
ではそうならないために、「自己分析と自己環境分析」が必要だと思います。
自己分析は馴染みのある言葉で、スキルや経験、パーソナリティ等の棚卸、分析を行うことですが、特に30代半ば以上で初めての転職、または転職経験が少ない方には自己環境分析をすることをお薦します。
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自己環境分析は、自身に関わる人を含めた自身のおかれている環境分析です。
最も分かりやすい例は家族です。
例えば家族の生活を豊かにする目的で、年収アップを実現させるために転職をする場合、仮に入社時の理論年収が今までより100万円アップしたとしても、実際自身のスキルや経験より、業務のミッションがオーバースペックの場合、想定していた年収は得られず、何のために転職をしたのかと精神的ダメージを受ける可能性があります。
また最悪のケースとして、精神的ストレス、肉体的負荷により体調を崩し働けなくなりもともこもなくなることもあります。
実際、私と同じタイミングで中途入社した同僚が上記の状況になりました。
例に挙げたことに対する私の意見は、自己環境分析で本当に家族にとって賃金アップが必要であるかを熟慮し、転職のリスクが大きい場合は現状の環境に留まることを選択するのがよいと思います。
私の経験ですが、30代後半の転職時に、将来両親の面倒を見ることを想定し、それができうる実家から近場の企業に絞って転職しました。
20代、30代前半では気にもしていませんでしたが、冷静に自己環境分析をした結果、自身のスキルアップや経験値の幅を拡大しながら、将来両親の面倒がみられる環境を得ることができました。
30代半ばを超えると、自身だけのことを考えておけばよいというのは難しいと思いますので、是非自己環境分析を必要以上に行っていただければと思います。
ここまでで伝えたかったことは、転職先の会社が求めている以上の顕在的能力と潜在的能力、及びメンタルの強さがあるのか否かを自己分析し、自己環境分析で本当に転職が必要であるのか熟慮し意思決定するのがよいということです。
ここからは、私が実際に転職先に入社し、感じたこと、経験したことを伝えます。
まずもって中途入社者、とりわけ30代半ば以上で管理職入社者に対して、どのレイヤーからも非常に厳しい目で評価されます。
経営層は勿論のこと、上司、同じレイヤーの同僚、部下、所属が違う部門等それぞれの立場で厳しい目でチェックされます。
中途入社者に対して新卒採用時のように、会社の全員がウエルカムではなく、中には敵視してくる人、足を引張てくる人がいます。
この点が中途入社者にとって、最も精神的ストレスになるのではと思います。培ってきたスキルや経験があれば業務で苦労することはあっても完遂することは可能ですが、人間関係の構築の方法に勝利の方程式はないと思います。
私自身の経験ですが、中途入社者として社内より一定の評価を得る最も良い手段は、まず会社の風土や文化を受け入れ、短期間で問題や課題を解決し成果を出すことだと思います。
会社や既にいる社員を否定することなく、業務ミッションで成果をだし、既存の考えややり方をベースに、徐々にあるべき姿へ修正していくスタンスが大事です。
勿論そうではいけないケースもあります。私自身転職を重ねていく中、不適切な表現かもしれませんが「転職先には魔物がいる」という思いで転職しています。
どこの世界でもそうかもしれませんが、転職においても人間関係の構築が大変です。今回は経験してきた詳細をあまり触れられませんでしたが、これから転職を考えている方、転職に不安なイメージをもたれている方に、転職の目的、自身と自身の環境に対する事前分析の必要性を私なりの言葉で伝えさせていただきました。
最後に転職は得られるものもありますが、反面失うもの、摩耗するものが発生するリスクがありますので、冷静かつ慎重に見極め、転職で実現したいことを実現していただければと思います。
私は現在の世の中を活性化させる1つの手段としても、「転職」という行動はポジティブにとらえています。
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