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国内MBA取得は転職市場において有利になるか?【実体験 】

自己投資としての国内MBAの価値は?

自己投資が大切

「これからのウィズコロナ時代、企業の求人状況が厳しくなると思うけど、国内MBAを取得すれば転職は有利になるのだろうか?」

 

会社員にとってこのような疑問を持つ人が中にはいるのではないでしょうか?

 

国内MBAを取得することで、転職市場でどのような評価が得られるかについてはあまり知られていないかもしれません。

 

この記事では、「国内MBAを取得することで転職が有利になるか」という点について、私の実体験をお伝えします。

 

 

国内MBAとは

国内MBAは、ビジネスで必要とされる知識を体系的に学習するプログラムが用意されていおり、代表的な科目は経営戦略、マーケティング、会計、ファイナンス、組織論などがあります。大学院ごとに特色はありますが、講義形式だけでなく、ケーススタディなどを組み合わせて授業が行われることが一般的です。

 

私が国内MBA取得を目指したのは「経営全般の知識を修得したのち、転職してキャリアアップしたい」というのが一番の理由でした。安くない学費を払い、貴重な時間を費やしても成し遂げたい思いが当時の私にはあったのです。

 

そして、都内大学院の社会人コースに通い、平日は会社業務をこなし、夜間または土曜日を学習に充てるという日々が2年間続くことになりました。

 

国内MBAを取得するメリット

国内MBAを取得するメリットは以下のとおり大きく2つあります。

  1. 体系的な経営知識の習得
  2. 人的ネットワークが広がる

体系的な経営知識の習得

入学当時の私は、勤務先の経理部門に属し、会計のことしか知らない人間でした。しかし、「自分の会社が今後長期にわたって安定的に成長していけるのか」あるいは「競合会社との違いは何か」ということを考えるには、経営戦略、組織戦略などの視点が必要になります。

 

大学院で経営全般の知識を体系的に学ぶことで、より複眼的な視点で仕事を行うことができるようになりました。

 

人的ネットワークが広がる

社会人向けの大学院には、金融、コンサル、IT、流通、メーカー、会社経営者と幅広い業界の人達が集まっているため、そこで広がる人的ネットワークはかけがえのない宝になりました。

 

大学院を通じて知り合った人達は、しがらみのない関係のため、修了後も腹を割って相談できる貴重な存在となります。実際、私の転職の時には大きな支えなってくれる人が何人もいました。

 

国内MBAは転職に有利か

国内MBAは転職に有利かについて実体験をもとに以下の3つの点からお答えします。

  1. 学位そのものは有利にはならない
  2. 国内MBA取得をきっかけにキャリアゴールを明確にする
  3. 転職活動ではストーリーを強固にする

 

学位そのものは有利にならない

MBAだけでなくどんな難しい難関資格でも同じですが、取得しただけで転職市場での価値が跳ね上がるようなものはありません。

 

海外MBAとは違い、日本の場合、国内MBAに対する評価は高くなく、市場価値とか転職力向上には有利にならないという見方が多いです。

 

国内MBAをきっかけにキャリアゴールを明確にする

しかし私の体験では、国内MBAは転職の武器になったと思っています。

 

それは、国内MBAの取得そのものではなく、国内MBA取得をきっかけに私自身の「キャリアゴールを明確にすること」でした。

 

大学院修了後に、これまでの経験を棚卸しして、自分自身のキャリアゴールを本気で考えました。

 

入学前は、会計だけでなく経営全般を学び、漠然と「転職して都内の会社で経営企画部門に携わりたい」と考えていました。

 

ところが、大学院で学ぶうちに、改めて「会計を極める」ことに決めたのです。自分の会計知識など他の会社で通用できるものではなく、まさに「井の中の蛙」であったことを実感しました。

 

「MBAをきっかけにキャリアゴールが変わった」瞬間といえます。

 

当時の勤務先では全国転勤も多く会計部門に長くいることが困難だったため、「都内の新たな会社で会計に携わりたい」という目標を明確にして転職を決断しました。

 

転職活動ではストーリーを強固にする

その後の転職活動において最も大事だったのは「ストーリーを強固にする」ことです。

 

面接では、「前職の実務経験がどのように国内MBAへの進学理由につながり、そこで得たことが将来のキャリアとどう繋ぐのか」を問うものでした。

 

その「過去・現在・未来のストーリーを強固にする」ことによって、何を聞かれても面接官を納得させることができました。

 

私にとって国内MBAの経験はこれまでの価値観を覆す経験を得られるものでした。

 

MBAは取得することに価値があるのではなく、取得した後の企業で成果を出したときに始めて価値が生まれるものです。私自身はその後の転職先で自分の思いを実現するために必要な舞台に立つことが出来ました。

 

国内MBA取得者として、転職先の企業で成果を出すことはもちろん、その成果をもって社会に貢献できるような仕事を、今後も成し遂げていきたいと考えています。

 

【まとめ】国内MBA取得は大きな武器を与えてくれる!

国内MBAを取得するにはプライベートを削って準備のための勉強期間を設け、非常に高額な授業料を支払う必要があります。

 

それでもMBA取得に踏み切るかどうかは、「自分のキャリアゴール」を明確にすることです。

 

終身雇用制度も事実上崩壊し、今では転職が当たり前な時代になりました。こういった変化の激しい時代におけるキャリア選択として、社会人になってからの学び直しニーズはどんどん高まっています。

 

自分のキャリアゴールを明確にし、会社に依存した生き方ではなく、自律した個として生きていくことが何よりも大切であると思います。

 

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