40代転職体験談まとめ

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人材コンサルタントが見た転職成功体験談もしくは転職失敗体験談

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人材コンサルタント

 

はじめまして。私は現在転職エージェントで人材コンサルタントをしております。特にエグゼクティブ層の40代の方をメインに転職サポートをしております。

 

面談担当と企業担当の双方を一人で担っております。

 

年間に350人以上のカウンセリングを行っていると様々な「転職成功体験談」と「失敗体験談」を見ることがあります。

 

その実例を参考にして頂き、40代で良い転職をするための、参考になればと思います。

 

 

【転職成功体験談①】

『広告代理店のWEBディレクターから化粧品メーカーのデジタルマーケティング担当へ』

 

広告代理店からインハウス(事業会社)への転職を希望される方は多いです。理由としては広告代理店は労働環境が厳しい。一つの商品に長く携わりたい。などがあります。

 

ただしインハウスを希望される方は多く、40代ですと20代~30代との競争に勝つために2つの要素が必要になります。

 

①専門的なスキル

②マネジメント

 

成功体験をした方は、この2点を中心に自分の経験を棚卸ししました。

 

応募する企業にはどのような課題があって、その課題に対して自分の経験が活かせられるか。相手企業の組織体制を確認して、自分のマネジメント手法が通用するのか。

 

そのような企業研究を行い、自分の経験やスキルを面接の場でどのようにアピールするかを整理し、見事転職に成功されました。

 

【転職成功体験談②】

『大手企業からベンチャー企業の幹部クラスへの転職』

 

大手企業に勤めていた方でベンチャーを希望する人は少ないです。ただこの方はベンチャー企業を希望されました。自分の経験を経営に近いところで試したいという熱い理由でした。

 

大手企業にはジョブローテーション(社内部署異動)がある企業が多くあります。この方もジョブローテーションで営業から人事、総務、経営企画へとキャリアを変えていました。

 

ジョブローテーションにはメリットとデメリットがあります。

 

メリットはその企業のことを幅広く知れること。前提としては転職せず、同じ会社でずっと勤務することが必要です。

 

デメリットとしては自分のキャリアは浅く広くになり、専門性がないことです。転職する上では懸念点になってしまいます。この方はその幅広い経験を上手く利用しました。

 

転職が決まったベンチャー企業はIT系の会社で従業員もまだ少なく、マネジメントを主体として各部門も見て、また社長の右腕として経営にも携わるような業務内容でした。

 

営業経験、人事、総務、さらには経営企画の経験がすべて活かせる転職になり、ベンチャー企業へ転職をし、さらにその企業は規模を大きくし、現在は役員になられております。

 

チャレンジングな転職でしたが非常に満足され、キャリアアップにもなりました。

 

【転職失敗体験談①】

『マネジメント経験を活かして、外資系企業への転職』

 

日本の企業と外資系企業では考え方や役割が大きく変わります。外資系ではマネジメントと言ってもプレイングマネージャーになることが多いです。

 

外国企業の日本法人の位置づけになりますので、組織もそこまで大きくないことと、外資系企業ではひとりひとりの役割がはっきりあることが理由です。

 

外資系企業は「高収入」「ワークライフバランスの充実」「語学力を活かせる」など様々なメリットがあります。ただし、自分に課せられるミッションも明確で、結果は求められます。

 

大手企業で部長職、30人以上のマネジメント経験がある方で、自分の経験やスキルも自信があり、希望されていた外資系企業へ転職しました。ただし転職した外資系企業では組織もそこまで大きくはなく、マネジメントと言っても部下3名、自分もプレーヤーになる環境でした。

 

もちろんプレーヤーとして活躍をしていた時期もありましたが、直近はマネジメントをメインにしていたため、即戦力として会社へ貢献出来ることが少なく、会社の風土を合わずに早期で別の会社へ転職することになってしまいました。

 

会社の良い点だけを見て、デメリットを想像出来なかったことで転職活動を失敗してしまった例です。

 

転職失敗体験談②

『経験を活かして大手企業への転職』

 

20代の頃から大手上場企業への憧れがあった方。20代、30代で専門的なスキルを身に付け、さらに部門のリーダーにもなり、マネジメントも経験。

 

なんとなく転職エージェントに登録して、どんな求人があるのか情報収集をしたところ、たまたま大手上場で自分の経験が活かせるピッタリな仕事を発見。勤めていた会社にも多少の不満があり、勢いを持って応募することにされました。

 

あまりにも経験を活かせるポジションということもあり、とんとん拍子の内定を取り、転職を決定されました。

 

転職をして思いもよらぬネックなことが。大手企業は決裁に何人もの承認が必要で、一つのプロジェクトを進めるのにあまりにも時間がかかるようで、日々ストレスを溜めてしまい、憧れだった上場企業のはずが自分には合わないことが分かり、再度転職されることになりました。

 

大手企業の良い点と悪い点を理解出来ていなかったことで失敗してしまった例です。



まとめ

40代の転職は即戦力性が重要です。本当に応募する企業ですぐに活躍出来るかを判断することが大事です。

 

企業研究と自己分析が出来れば良い転職になります。是非参考にして頂ければと思います。

 

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